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深くておいしい小説の書き方 ワセダ大学小説教室 (ワセダ大学シリーズ) (集英社文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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18歳未満奨励 ★★★★★
小説の書き方を指南する本はさまざまあります。
ほとんど、自分にあったり、あわなかったり、数行だけ役に立ったり。
この本は兎に角、18歳未満の人に有効です。

小説の書き方をつづった本に文句たれてるようじゃ小説は書けない。
小説を書く人とというのは、たぶん小学校から素質あるはず。
それは才能というのではなくて方向性。
本を読んで言葉をため込む人種。

なぜ「18歳未満お断り」とうものがあるというと
これは根拠があるらしい。18歳前だと本能に規制がきかないらしい。
18歳過ぎれば理性で対応できるらしい。
主婦になって書きました。売れましたいう人がいるけど下地あると思う。
そんな底時からある人に騙されてはいけません。

18歳というのは一つの感性が閉じる時。
それまでたくさん本を読みましょう。
それしかない。
18歳以上なら☆は3つどまりかな?

誰かそんな人を見かけて18歳未満なら勧めましょう。
この本、そんな人だけに役に立ちます。
本気でデビューしたい方にはお勧めできないかも ★★★☆☆
 この小説理論書、本気でデビューしたい、技術を体得したいと考える方には、
あまり勧められないかもしれません。
むしろ文学研究をしたい方が、おもしろく読めると思います。
本書の内容のおよそ半分かそれ以上が文学史、
あるいは海外の著名な近代作家(ドストエフスキーなど)の解説となっているからです。
個人的に、小説執筆において役立つな、と思った箇所は少なめでした(上記のような解説から学べという作者の思惑があるなら話は別ですが)。

 また、著者が芥川賞受賞者(すなわち純文学作家)ということから、
理論の解説は純文学における技術に傾いております。
よってミステリーやSFのような大衆小説を書きたい方も、別の本をお勧めするしかありません。

 ただし、対立構造などによって(詳しいことは本書で)物語に深みが増す、
という項目は、とても興味深いし参考になりました。
最後の章もまた、それなりに参考になります。
物語に深みを極めたいと考える方は、手にとってみてもいいのではないでしょうか。
はじめ苦く、終わるとほのかに甘い上質なコーヒー ★★★★☆
一言でいえば、はじめは「なんじゃこりゃ」と思い、最後まで読むと「良かった」と思う本です。

これは早稲田大学文学部で講義した内容を本にしたものです。

最初は戸惑います。「数学」や「哲学」が出てきて、「実存主義」がなんやらかんやら書いてある。

自分に理解できるのだろうかと思いつつも、わからないところはそのままに読み進めていく。

もちろん、わかるところはわかるので、とても面白くなってくる。

どこがと言うと、小説を書くには、思想、宗教、哲学も持っていなければいけないということが分かってくる。

本を読んだあとに文章を書いてみると、自分の中に「本のエッセンス」が入っている。

本を読むって大事だねと感じさせてくれる。そんな一冊です。
深く、すばらしい内容です。 ★★★★★
実存主義と構造主義のアウフブーヘン・・・、ベートーベンの「英雄」でドストエフスキーの作品を解説・・・。すばらしい内容でした。How toというのではなくて、文学に何ができるのかをしっかり考えたいひと向けです。易しい内容ではありませんが、読む価値は絶対にあると思います。
文学が何なのかを感じられる ★★★★☆
芥川賞作家・三田誠広のワセダ大学小説講義録シリーズ第二弾。
正直、第一弾の半分のページは、当り前の内容で得られるものが
少なかった。

だけど、この第二弾は発見が多く、文学史と文学作品を材料にして、
文学とは何なのかを自然に感じさせてくれた。

特に感銘を受けたのは、『「神なき時代」を先取りした男』の項目に
あるドストエフスキーの『罪と罰』についての説明。
神様の存在を人が信じなくなったら、どうなるのか。
きっと、他人が見てないところで、良いことなんてしない。
無宗教の自分はそんなこと考えたことなかったけど、
今の社会をそのまま表している気がした。。