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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

価格: ¥724
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
浮かんできた四字熟語 ★★★☆☆
主人公恩地元(はじめ)の行動を見て浮かんできた四字熟語がある。
勧善懲悪 有言実行 謹厳実直 品行方正 自己犠牲 臥薪嘗胆
以上の熟語が好きな人は恩地の運命に一喜一憂できるだろう。

今、破綻した日本航空を見るに付け、様々な所に問題があったことはよく分かる。
確かに面白いが…読者の読力が問われる本 ★★★★☆
根強いファンの多い山崎豊子の大ヒット作品。発刊当時、ある人から「絶対に読んではいけないヒドイ本」と言われたことを素直に聞いて遠ざけていましたが、ふとしたことで手にとりました。
第1巻は主人公の恩地元が不遇をかこつケニアのナイロビで、過去を回想する形でストーリーが進みます。労組の「輝ける委員長」として活躍したものの、その経歴が仇となり、復職後にパキスタン、イラン、ケニアと海外の僻地を転々とさせられる。さらに、執拗に行われる会社からの嫌がらせ。とにかくこれでもかと主人公に災難が降りかかります。
まぁ読み物としては確かに面白いは面白いです。登場人物はみなステレオタイプで、主人公は徹底的に善玉として書かれているし、感情移入もしやすいのでしょう。とくに実在するモデルがいる、ということでなおのこと引き込まれるのかもしれません。
それにしてもこの「小説」は実話もしくは実話に基づく脚色というにはあまりにも大げさな記述が多いように感じます。どこまでが事実でどこまでが脚色か、読者のほうでよくよく気をつけていないと、実在する企業や労組に対して大変な偏見を植え付けることになりかねません。その意味で、読者の眼力が求められる微妙な作品といえるでしょう。
モデルの会社からはかなり批判されたらしい ★★★☆☆
本書が映画化されるにあたりモデルとされる日航において、社内報か何かで映画に対する批判的な文章を載せていると聞き、どんな内容なのだろうと興味をそそられたのが本書を読んだきっかけだ。
(小説が出版された当時もかなりの論争があったらしい。)

アフリカ篇(上)では、主人公が委員長を勤める労働組合と会社の労使闘争と主人公が僻地への配点命令を出され、そこでの苦難を中心に描かれている。
報復人事への憤り云々は確かにわかるが、学生運動などを経験していない世代である評者にとって、主人公の頑なな姿勢はイマイチ理解しにくいが、小説としての面白さは十分にある。
悪いけどイラっとした ★★☆☆☆
恩地の生き方は、納得いかない。
あえて大変そうに描写しているが、
今の不景気に比べれば、上の下レベル。
義理とか人情とか、家族が泣いてやめてくれというまで
貫くほど組合意識を尊重する理由が薄い。
それほどいやで、ストレス発散に
剥製にされる動物の方が、むごいだろ。

フィクションと見るのか、実話とみるかで
感情が全く変わる作品。
実際、恩地(小倉)が遺族係をしたこともないらしいので
そうすると、4巻以降は、逆に冷めた。

JAL倒産によって、OBの我がままを
浴びるほど理解したので、
日航は、ようするに利権の塊なんだろう。
優待券一つとっても、バブル全盛期はすごかったと思う。

恩地は悔しさで・・・
「おめぇも悪いよ」とマジ突っ込みでイラっとする部分も多い。


激しい労務対策の末に ★★★★☆
 読み終えて実際のモデルとなった航空会社が事実上経営破たんしたことを
考え合わせると、著者の警鐘が何の意味もなかったのではないかと考えさせ
られてしまいました。
 経営破たんという現実から、過去をさかのぼってみるとその誤りがはっきり
とわかるとおもいます。