最高傑作
★★★★★
読み始めてから読み終わるまで半年かかってしまった。上中下合わせて1600ページを超える
大作。トルストイが5年の歳月をかけて何度も書き直したという、「戦争と平和」と両翼を担う作品。
この作品の登場人物のなかで私はリョーヴィンが好きだったのだが、リヨーヴィンがトルストイの分身だったなんて。読み終わるまでわかりませんでした。
宗教、哲学、農業、経済、政治、戦争、人間関係、この小説には全ての要素が含まれています。
ドストエフスキーやレーニンが賞賛するのもわかります。
ただ、登場人物が150人近く現れ、物語も複雑に絡み合っていくので、細切れに読んでいくと内容がわかりずらくなるかも。
最後にリョーヴィンが神の存在に気づくのが印象的でした。