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IT〈1〉 (文春文庫)

価格: ¥1,026
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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ハウスコム ★★★★★
僕は半年かけて読みました。
登場人物達にものすごく惹かれ、その半年は自分もデリーの街にいる気分でした。
家の近所に不動産屋ハウスコムの看板広告があるのですが、それを見るたびに、ベン・ハンスコムを連想していました。
いじめっ子ヘンリー・バワーズは怖かった。
なぜか、刑務所で月の声を聞くヘンリー・バワーズの姿は印象に残りました。
ベヴァリーの夫も怖かった。
相手が蜘蛛とかだったら怖くないのだけれど、人だと怖い。
今、またあの六人とヘンリー・バワーズに会いたくなり、再度読み始めました。
ベヴァリーの夫は嫌だけど。
ハイヨー、シルヴァー、それいけえええ
圧倒的な恐怖 ★★★★★
デリーの町で暮らす7人の子供達が協力して「IT」と対決する。
その「IT」は、イットというぐらいなので、正体は分からない。
でも、「それ」は確かにいるのです。
誰もが子供の時に感じる身近な恐怖がこの本にはあります。
その印象は、スタンド・バイ・ミーを彷彿させ、7人の友情は、
覆いかぶさる恐怖の影と対照的に、とても眩しく感じます。
そして、その恐怖はいろいろな形に姿を変えて、子供たちを襲います。
その象徴として、ピエロが登場します。
私も、この本を読む前から「ピエロって怖い・・・」と思っていたので、
昔から思っていたことが、そのままド〜〜ンと目の前に突き付けられたような気がして、
かなりの恐怖を受けました。

それはさておき。
その7人が大人になって、再度、その「何か」と対決する事になります。
物語は現在と過去を巧みに行き来しながら、圧倒的な恐怖が7人を襲います。
思い出したくない過去に押しつぶされながらも、
仲間が減っても、なお「IT」と闘わなければならない。
それは、自分自身との闘いでもあり、過去との決別への闘いでもあります。
「IT」に立ち向かわなくてはならない。逃げることはできない。
その心理描写を巧みに描きだして、長編であるにもかかわらず、その長さを感じさせません。

そして、その「IT」は意外な正体です。ほんま、意外です。

とにかく、怖いけど感動する。読みはじめたらやめられない。これ保証つき。
う〜ん、この面白さをうまく表現できないのがカナシイ。
私はキング作品の中でピカイチの作品だと思います。
キング最高傑作 ★★★★★
モダンホラーの最高傑作。
「IT」は最初ドラマで知りました。
そのドラマに出てくるピエロが子供心に強烈なトラウマを刻んでくれたんですが、原作は主人公たちの少年時代のエピソードと成長してからの生活の対比などがさらに詳細に描写されてます。
キングは本当文章が上手い。こんな比喩や表現があったのか!と目からぽろぽろ鱗が落ちます。心理描写も秀逸。軽やかなユーモアを交えた筆致が深層にひそむ恐怖をじわじわ炙り出します。
ピエロの不気味な存在感は勿論なんですが、本書一番の見所はやはり郷愁誘う少年時代の夏休みの描写。大人に秘密の河原の隠れ家、映画館でやりたい放題のいじめっ子、淡い初恋、吃音癖もちの頼れるリーダー、はみだしっ子たちの集まり、初めて吸う煙草の味……
読んでて胸がきゅんとするほど懐かしい。
ああ、友達っていいなあ、仲間っていいなあと思います。
子供たちの日常が光に溢れているからこそ、デリーの裏にひそむ悪意の脅威も際立つ。
煙穴の場面と最後のチュードの儀式の場面は過去と現在が交錯しサスペンスを盛り上げる。
人の恐怖に付け込みさまざまに形をかえるITの正体とは?
六人は二十七年の歳月をこえてITと決着をつけることができるのか?
誤訳の嵐 ★☆☆☆☆
私はこの作品を原書で読んだが、試しに邦訳版をのぞいてみて驚いた。全編を通して、誤訳、誤魔化し訳の嵐。明らかにアメリカ文化に精通していない愚か者が翻訳したとしか言いようが無い。全くの馬鹿野郎である。
この本を好きな方へ。 ★★☆☆☆
ディーン・R・クーンツの『ファントム』を読んでもらいたい。
そして、どちらが先か確認してもらいたい。
他のキング作品は大好きですが、これはちょっと・・・。