帯には「天使とゾンビの平和で平凡な一般市民的日常」とありましたが、言いえて妙(笑)
怪獣夫婦も毎回顔を出してます。
作者はこの顔ぶれで次シリーズも書く気だそうです。
個人的には、今回の読切の雰囲気とノリ、結構好きなので、次もこんな感じだと嬉しいな♪
「ヴァレンタイン卿の災難」タイトル通りアーサーパパはとても常識人なので可哀想なくらい笑ってしまいました。が、これはリィとシェラの(外見は)可愛いメイドコスが見物なのと、リィの昔の話が「凄い」です。でもいつも思うのはマーガレットはかなりの強者・・・。
「趣味の時間」最後の最後でデルフィニアもう一度読み直したくなります。かなり落とし穴でした。女王と海賊のコメントもなかなかですが、皆さまの手回しの良さには笑いを誘うモノがありました。
次からはこの顔ぶれで新しいシリーズを予定されてるようです。楽しみはまだまだ続く?
本編のドタバタから離れ、平穏といえば平穏ですが、このキャラたちは相変わらずの非常識ぶりを発揮してくれます。暁の天使たちに出てくる主要人物が勢ぞろいしているので、この一冊で、自分の好きなキャラクターのまた違った姿を見てみてはいかがでしょうか。
「デルフィニア戦記」と「スカーレット・ウィザード」の一番個性の強い登場人物だけを集めて作った感のある「暁の天使たち」シリーズでしたが、自分は これはこれでそれぞれのパロディとして楽しみました。(作者が一番楽しんでいるんじゃないかと疑いますが)
これで「暁の天使たち」シリーズはおしまいとありましたが、これだけ特殊能力を持った個性を集めたのだから それこそどんな環境のエピソードでも作れそうなので 天使にこだわらずどんどん続けていって欲しいと思います。