何年も前に購入し、弟のためにもう一冊購入しました。

こんな心の使い方をするとこういう状態に陥る、という心の持ち方の指南書です。

高僧の壮絶な修行には心を打たれます。自分の煩悩なんてどうってことないんだって反省です。ゴウゴウと泣いてしまいます。

低い声で読んでくださるんですよ。読んでいるのは自分なのに。頭の後ろから低い読経をあげているような声で。

読むだけでヒーリングになる本です。

　ケン・ウィルバー（インテグラル思想家）や、アーノルド・ミンデル（POP心理
学創始者）、ユングらが絶賛していたので、チベット仏教とはそんなにスゴイの
か？と思って、試しに買ってみた本です。
　この本では、チベット仏教の叡智が「日常生活に活かせる形」で紹介されていま
す。この「日常生活に活かせる」っていうのが、他ではなかなかないので、そう
いう意味でもこの本は、非常に実践的でわかりやすい良書だといえます。
　なにより、もっとも重要かつ根本的な”健康の基本”の『呼吸』の大切さについ
て書かれていることと、単純だけれど何よりも大切な『感情を感じつくす』プロセ
スについても、しっかり言及してあったことに感動しました。
チベット仏教の教えに初めて触れたのですが、本当に心理療法に通ずるものが
多くて驚きました。まさしく、叡智です。
　瞑想法（イメージワーク）も心理療法として使えそうだと思いました。
　心理療法のテクニックを数多く知ることより、『呼吸』『感情を感じつくす』
『瞑想（イメージワーク）』といった、この本で紹介されているシンプルな方法を
しっかりできるほうが大切なんだということを、改めて考えさせられました。

人生の節目節目に、何度でも読み返したくなる良書。
とてもわかりやすくシンプルに書かれているので、
仏教、瞑想等について特別な知識のない方にもオススメです。

非常に中立的な観点で書かれているので無宗教、他宗教の方を問わず
読んで頂けると思います。

ダライラマ法王といい、トゥルク トンドゥップ氏といい
チベット仏教徒がいかに他宗教、様々な価値観に対して寛容か
つくづく思い知らされます。

心の静寂を求めるすべての人々に、是非読んでいただきたいです。

図書館で読んで是非手元においておきたいと購入した一冊。
18歳の時、国内の政治的動乱によって国をおわれ、チベットを横断して
インドに亡命した著者の言葉は深い。なかでも短い言葉の中からふたつ
ご紹介します。
「問題を解くことができるなら、心配する必要はどこにあろうか。解く
ことができないなら、心配することに何の意味があろうか。」
「欲望の楽しみを求めることは、塩水を飲むことに似ている。それは
決して満足をもたらさない。」

途中難しくて飛ばしたところもあります。それでも上記のような心を
打つ名文が随所に見つけられます。
高いだけの価値はあると思います。

師匠から薦められて読んだ本です。チベットから亡命した著者は、一般の人にわかりやすく仏教の真髄を説くとともに、私達の日常生活においてどのように心の平安を得て不安や苦しみを和らげることができるか、瞑想のやり方など具体的な実践方法が簡単な表現で説明されています。
マントラや具体的なヴィジュアライゼーションのやり方などがのっていて、

精神性を高めたい、苦しみや不安やらをどうやって扱えばいいのかわからないという人にお薦めです。我にとらわれない生き方を説いています。
とてもよい本だと思います。