後書きにもあるように、今回の巻は別のザブタイトルをつけるなら「バライティギフト2」とかですね。
けれど「イン ライブラリー」なのはバライティギフトとは違って「本」というキーワードが混じっているから。
色々な巻に出て来た祐巳以外のキャラクターだって、裏ではあーんな事やこーんな事が起こっているんです。(待て
それにしても祐巳と祥子が姉妹同士になった以前に、やっぱり福沢家と小笠原家ってなんかの繋がり?があるんでしょうね。
本当、福沢家の人はのほほんとしています。祐巳の名前の由来を知った時もそう思いました。
とにかくこの巻は「まさにライブラリー!」といった感じです。
楽しめたのですが、祐巳と妹(まだ不明)の進展が無かったのでちょっと残念…。
なので★4つ!です。
中でも一番印象深かったのは、『チョコレートコート』。
相手のことを好きだからこそ、卑怯になってしまったり、残酷なことをしてしまったり…。そういった女の子の複雑な心理状態が、絶妙に描かれています。世界観自体はあまり身近ではないのに、ひとつひとつの「心の動き」に大きく共感できる…それが『マリみて』の魅力なんだなぁ…と改めて感じました。
全体としての印象は、いつものメインキャラ達のストーリーが読みたい!という方には少し物足りないかもしれません。しかし、『マリみて』の世界観が好き!という方にはオススメです☆