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BECK(12) (KCDX (1581))

価格: ¥530
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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地獄のツアー。 ★★★★★
プロとアマの境は結局のところ、音楽だけで喰っていけるか?という点に尽きるでしょう。
コユキは遂に高校を自主退学。4人のBECKはアメリカ・ツアーに出発します。
コユキの家庭のことが殆ど描かれないのですが、この巻でチラリとプライバシーに触れられます。

日本人は、アメリカ武者修行というのをよくやりますね。
日本に受け皿がないので、本場で腕を磨こうということが目的にあるのでしょうか。
プロ野球創世記には東京巨人軍がアメリカ遠征を敢行しました。
プロレスでは、力道山もジャイアント馬場もアントニオ猪木もアメリカをサーキットして名前を売りました。

アメリカのビルボードで1位に輝いた日本人は、坂本九さんだけです。
日本の音楽界はアメリカを目指しますが、ワールドクラスの音楽は誕生していません。
BECKは、インスピレーションに従って甘い気持ちでアメリカ・ツアーを行います。
アメリカン・ドリームの国は逆に中途半端な連中は容赦しません。
ニューヨークにいる竜介は一体何をやっているのか。
目が離せなくなってきました。
BECKがアメリカ!? ★★★★★
とうとうBECKがアメリカに!?竜介なしでのBECKではGS(グレイトフル・サウンド)のようなケミストリー(化学反応)を起こすことはできない。BECK一同はアメリカ上陸。そこで受けたショックは大きかった。

 13箇所目のライブ地のシアトルではジミヘンドリックスの墓がある。千葉の見た夢の続きにあった、「みんな墓場で会おう。」を謎に思うコユキ。そこでの日付はいつしかの竜介のメールの9月18日だった。

音楽と漫画のコラボレーション。 ★★★★★
音のない漫画で、音楽を表現するこの作品。
音楽についての専門知識の無い人でも自然に読めます。
台詞回しの上手さには脱帽です。

さて12巻ですが、
再結成された「BECK」に、
50日間46箇所の地獄ツアーが始まります。
リュースケくんのいない「BECK」(モンゴリアン・チョップ・スクワッド)が大苦戦。
そんな中、リュースケはRJレーベルのボス”レオン・サイクス”と一人で会う。

さすが講談社漫画賞受賞作品です。
少年漫画ですが、大人でも十分楽しめます。
少年漫画にこんなにはまったのは、「SLAM DUNK」以来です。