青春の思い出
★★★★★
高校時代に読んだのが、今でも印象に残ってます。
ただ、共産主義崩壊以後に青春を過ごした人が読むと、インパクトが薄れているかも。
とにかく、高校生であった私はミーシャのキャラがすごく好きでした。それと同時に官界の複雑な事情が出てきたり、素朴な青年なのか高慢な官僚なのかわからない、両方の特徴をもった日本人男性がでてきたり、時代を感じさせ、海外日本人社会を感じさせ、モスクワの雰囲気を感じさせ、ミュージシャンの心意気を感じさせ、もりだくさん!!!
若山弦蔵ファン必聴
★★★★★
五木寛之の名作を若山弦蔵の朗読で楽しめます。魅力的な低音が堪りません。
音楽のきこえてきそうな作品
★★★★☆
登場人物はだれも性根はいいやつばかりで極悪人がでてこないのが
面白い。「さらば・・・」は映画化されているそうだがみてみたい。
いかにもそのまま日活映画?になりそうなセッション場面がクライマ
ックスになっている。男の小説、といっていいかも。
正直、登場する女性達は国籍も背負いこんだものも様々だけど、いつ
も同じ雛型を感じてしまうのは私だけ?
60年代の若者の夢を描いた伝説
★★★★☆
かつて、平凡パンチに連載されたこの小説は、60年代の若者に圧倒的に指示され、伝説となった小説。仏法や生きる意味を説く今の五木寛之と比べるとまるで違ったスタイルの作品。古くからの五木ファンにはおなじみの、ポップな感覚に富んだ、ロシアに日本のジャズ売り込みに行くという若者の夢を描いた軽いタッチの小説。ジャズのようなスイング感、映画の脚本のようにも思えるし、五木寛之が流行作家、スター作家であった頃の代表作と言ってよい。