ラストがいまいち!
★★☆☆☆
映画化も決定している無人島物。
日本のある無人島に流れ着いた、31人の男たちと1人の女。
迎えがなかなか来ない状況を理解した彼らは、彼らなりの秩序で
その島で暮らし、いつか助けが来ることを願っている。
そんな中、唯一の女性である清子は貴重な存在として大事にされるが
長い月日を経て老いていくことは隠せずにいる。
だんだんと自分の女としての価値が下がっていくのを肌で感じた清子は
自分の味方となる男性を探しつつ、自分だけは助かろうと脱出を試みるが…という話。
全体の印象としては、うーん、話の詰めが浅い感じ。
最後も、えー!これで終わり?という感が否めないし、
追いつめられた環境の割には、なんだか全体的にひょうひょうとしている。
もう少し切迫した感のあるラストがよかったなーと、いまいち納得できずの一作。
設定はおもしろいので、映画で見たほうがリアルに感じられて
おもしろいかもしれないなと思いました。
変わった?
★★★☆☆
まず私は作者のファンですが、全作読んだわけではないということでご了承下さい。
文体がこんなだっただろうか・・・と思いました。なにか強引で、観念的な印象です。すっと引き込まれません。大急ぎで書いたのでしょうか。レビュアーの平均評価が星三つなのも、やっぱりねと変な満足をしました。
南国の無人島という状況が、想像を絶しているために、生々しさを感じられないということもあるかもしれません。
面白かったのは、隆の日誌とワタナベのくだり。登場人物の思考を読み手に直接体験させる、面白い時の作者ならではの筆。生き生きしています。
「毛流族の乱」も痛快でした。倉橋由美子の「スミヤキストQの冒険」をギュッと短く濃縮したような面白さだと思いました。
映画より断然おもしろい
★★★★★
これこそ桐野さんしか書けない世界ですね。
ページをめくる手がやまずにあっと言う間に読み終えてしまいました。
こんな発想、なかなか浮かびません。
最初はロストみたいな感じかなと思いましたが、
なんか最後はせつなくて、読み終えてからいろいろ考えさせられました。
この感覚は映画では絶対に出せないでしょうね。
ワタナベが一番好き
★★★★★
最初はあまり人物に登場人物に共感ができず
展開の速さ(元々読みきりなので)に少々戸惑いましたが
少し見方を変えて島全体を把握してストーリーに注目して読むことにしました
しだいに、清子の女という武器を使った我侭、傲慢さにむかつき
おばさんの癖に若い男にちやほやされて天狗になっているのが鼻に付きましたが
最初は気落ち悪いやつとしか思わなかったワタナベが島の人間に
迫害されて暮らしているのに同情し、楽しめました
自分も社会的弱者なのでいつのまにかワタナベやマンタに感情移入ができたんだと思います
ラストは以外で楽しめましたが、個人的には清子に不幸になって欲しかったです
なぜヒットしたのかわからない
★★☆☆☆
話題となった理由は無人島に女性一人という設定がセンセーショナルにうつったからでしょうが、珍しい設定とはいえない。
描写も作家が書いたとは思えないほどチープ。
極限状態の人間の心理はうまく表現していたけど、それも今さら…という印象です。
すらすら読み進められる
★★★★☆
映画をチラ見してからこの原作を買いました。
原作と、映画の、「たった一人の女性」の体型の違いにとまどったけど、ほかは抵抗なく読み進めます。
次々亡くなっていく男たちの最期が、みんな詳細不明なのが、不気味でした。
日本人と中国人の、正への執着・サバイバル力などの違いが妙に現実的です。
ストーリーが汚らしくてつまらない!買っ…
★☆☆☆☆
ストーリーが汚らしくてつまらない!買って読まなければよかった。
胸糞悪い!