最高!
★★★★★
週刊モーニングに連載されている、チェーザレ・ボルジアを主人公とした作品の単行本化。
ルネサンスものは、漫画だけじゃなくても好きなんだけど、これはすごく面白い。今年読んだコミックの中では最高だ。
特に第2巻のチェーザレとレオナルド・ダヴィンチとの出会いのシーンは、フィクションなのだろうが、よく描けてる。
続編が楽しみ。
中世の世界史に、ひきこまれる名作
★★★★★
中世の世界史ってローマ帝国が分裂して、ヨーロッパがややこしく乱立。宗教と政治と商業が著しく発展した、産業革命のちょっと前の、騎士の世界。
それってどんなの?と思っても、教科書か文字か写真集しかなかったところに、この惣領さんの漫画が登場。
塩野さんの超大作も完結して、気持ちを切り替えてこの時代にはいるには最適。
この漫画と、漫画にも登場するマキャベツリの著作を併読すると、中世がひしひしと感じられる。
こんな本が欲しかった。筆は遅めのようですが、最後までしっかりと読みたいと思える始まりがここにある。
天才、貴公子たるものが、いきいきと時代を語る、美しい漫画。
ルネサンスの光と闇
★★★★★
レオナルド・ダ・ヴィンチとのやりとりが愉快な巻。
チェーザレの政治家としての権謀ぶりにエンジンが
かかりだす。
朋友ミゲル(ドン・ミケロット)のエピソードに
“ある種のルネサンス”らしさを、
敵でもあるピサ大司教との妖しい一面、
ラストシーン=サヴォナローラへの痛烈な一言が
“一方で暗黒的”な時代イメージを醸し出していてユニークでもあった。
おもしろかった
★★★★★
一巻で、いまいち・・・と思っていたけど、二巻を読んでみたらおもしろかった!
読んでみてよかった!
風が吹けば…
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救いを求めるものに必要なのは、一破片のパンと祈りではなく、働く場を与え、技術を身につけさせる事だ…というくだりに何だかわからないけれど、身につまされた。「教会には恐れ苦しむ人間が必要」って風が吹けば桶屋が儲かる方式。
現代を生きる私達も必要なものを取り違えたり、無意味に恐れ苦しんでやしないだろうか。