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飛ぶ教室 (講談社 青い鳥文庫)

価格: ¥704
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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良い児童書は大人のための本でもある ★★★★★
少年たちの寄宿生活を描いた作品ですが、どの子も個性があっていい子。
何回も読み返しました。何度も泣きました。
「いたずらをした子だけでなく、それを止めなかったものにも責任がある。」とか
「賢さの伴わない勇気は野蛮であり、勇気の無い賢さは何の役にも立たない」とか
これは私の中の真理のひとつです。
本棚に見つからず、一度図書館で借りたこともあるのですが、
良し悪しはともかくとして訳者が違うとここまで違うのかと驚きました。
私はこの訳が一番好きです。
良い児童書は大人のための本でもあるのだなと改めて実感しました。


趣は違いますが現代版にアレンジされたDVDもおすすめです。
「飛ぶ教室」ならこの1冊で十分 ★★★★★
少年たちと周りのおとなたちとのやり取りが楽しく、
こういう環境で成長できたらな、という憧れをかきたててくれます。
同時に、さりげなく見守るような、こういうおとなでいたいものだ、
という気にもなりました(きれいごとのようですが・・・)。

ちなみに、前の方と同じく「飛ぶ教室」の邦訳本を何冊か読みましたが、
日本語でも読みやすく、かつ1語たりとも訳の取りこぼしがないという点で
大変優れています(何とも羨ましい語学力・・・)。
原書と読み比べても楽しいと思います。
大人にもおすすめです ★★★★★
いままでに『飛ぶ教室』の翻訳を6種類ほど読みました。
その内、『文章の質』『本のサイズ』『最近でも簡単に手に入るか』などの総合的な『読みやすさ』で
1番だと感じ、友人知人に薦めているのがこの講談社文庫(山口四郎訳)です。

過去に翻訳された文章は、古くて堅苦しくて読みにくい、と感じる方もいるようですが、べつに旧仮名遣いなわけじゃありません。
最近の日常生活ではあまり使わない単語や言い回しが出てくるだけです。
くだけすぎた文章よりずっと読みやすいですよ。気張らなくても普通に読めます。

元々この小説が書かれたのは1930年代初めです。戦前です。昭和初期です。
『今らしい日本語で読みやすく』というコンセプトで新しい翻訳がいくつか出ています(それも読みました)が、
でも、ちょっとだけ古い日本語で、ちょっとだけ古い当時の雰囲気を味わってみることも、読書の醍醐味ではないでしょうか。
(ドイツ人は、ちょっと古いドイツ語のままで読んでいるわけですし)

『デスマス調』がどうしても苦手な方に無理強いはできませんが、
『デスマス=子どもっぽい』という先入観で名訳を避けてしまうのはもったいないことだと思います。
「ハマる」本 ★★★★★
 このどんでん返し、「さすがはケストナーだなぁ」と、感心してしまう。きっとどの人も心が温まるはずである。
 あとがきにあるとおり、この物語の一番初めは読まなくても話の筋は充分分かる。始まりはあまり関係ないことが書いてあるのでぼくも本を閉じようかと思ったが、物語の少し先へ進むと面白くなった。そこからはこの本にハマッてしまった。子どもから大人まで楽しく読める本である。
貴方が大人なら、この本を読むと思い出が甦ります。 ★★★★★
 「どうして大人は小さい頃のことを忘れてしまうのだろう」著者のケス
トナーはプロローグで嘆いている。
 「子供の頃が楽しい思い出だけなはずがないじゃないか」その通りだ。
私は子供のとき大人たちが「子供の頃に帰りたい」と言うたびに不思議で
ならなかった。今がその頃より幸せという訳じゃないが、不幸せという訳
でもない。
 ここには楽しいことも悲しいことも書かれている。様々な個性を持った
ドイツのギムナジウムに通う少年達の等身大の生活を描いた物語である。
実業学校の少年達も登場する。どうやら、この二校の少年達は永遠のライ
バルらしい。そして魅力的な先生を含む大人たちの吐くセリフも粋でいい
と思った。