インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

地獄の季節―「酒鬼薔薇聖斗」がいた場所 (新潮文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
他人のふんどし ★☆☆☆☆
多くの方のご指摘どおり、大変、私的な一冊。一見、世間に周知の事件のルポルタージュに見えて読後残るのは少年に事寄せて語られたおっさんの感傷しかない。作者が見つけた物語を成立させるための丹念な(相手の感情を無視した、執拗な)取材に応じた、それぞれ、事情があるであろう人々の誠意がまるで活かされることなく綴られた文章は着地点を失ったまま、読者を置いてきぼりにして閉じられてしまう。事件があったから書かれたというより、言いたい事の為に事件を利用したのでは?とまで思えてしまう。オウム事件以来、ワタクシを語る為に事件を利用するような作品が増えた様な気がする。飲み屋での会話や同人誌程度の作品でわかったような顔をされては事件の当事者(被害者、加害者とも)が浮かばれない。
著者の内的告白? ★★★★★
単に事件の真相を知りたいだけなら、別の本を読むべきだ。しかしわたしにはそこらの小説などよりよほど面白かった。誤解を恐れずに言うなら、ある意味で著者の内的告白というか、内面への旅という気がした。
それは単につぶやいているという ★★☆☆☆
たとえば同じプランターにタネを蒔いて、ひとつだけ突然変異ができたとする。
すると、その原因をつきとめるには、場所や温度や土や肥料をひとつずつ変えながら、何回も何回も同じ実験を続けてみなければならない。
それでも、原因などつきとめられないかもしれない。
そして、対象が人間である場合には、実験することはできない。
できるのは、類似の特長をもつサンプルが、どのように成育していったか、追いかけて統計をとってみることである。それは三浦展のようなマーケティング専門家などが世代分析に応用したりしている。
この事件の場合、両親がどうだから、地域がどうだから、と「少年A」という点を追及していったって、原因をかすめたことにさえならない。
それをするならば、できうる限りの、両親と同じ出身地で同じ学歴で同じ世代の両親をもち、なおかつ兄弟構成が似ていて長男である子供の犯罪発生率を居住地域別に探ってみなければ、意味がない。それをしないで、「なんとなくあそこの街はよくない雰囲気だった」とか、「母親が長男に厳しすぎた」とか言ってみたって、それは単につぶやいているというレベルの話である。
「隠れ場所のない街」なんてものは全国どこにだってある。それをAの異常性の原因のひとつにしたいのであれば、「ここ以外の隠れ場所のない街」で類似の犯罪が起こっているかどうか、なぜ調べないのか。
母親の態度も原因なのではないか、と思うのであれば、もっと厳しい母親の子供が犯罪を起こしているかどうか、なぜ調べないのか。
突然変異の原因は、「突然変異」ということでいいのだ。「実験」などできないのだから。
これはこの子の特異性であり、それ以上でもそれ以下でもないと思う。
…「私はこう感じた」というだけのものが本になっているからといって真に受ける人がいると困る。
無駄に厚いとしか思えない ★★★☆☆
著者のどうでもいい感傷が多すぎる。
少年Aの血の故郷などは、確かに他の著書には
書かれていない貴重なものには違いないが
「少年A」自身について、また事件について知りたくて読む人には
正直言ってその描写は退屈以外の何者でもない。
我々が知りたいのは事実だ ★★☆☆☆
「マリス(悪意)を排除せよ」とは、メディアに従事する者(報道者)が、まず守らなければならないことですが、著者の主張には「~に原因があるはずだ」という強いマリスを感じます。インタビューをした際に、回答者が答えた内容に対して「彼らはこう言っているが、本心では~だと考えているに違いない」という主張には閉口しました。

また、著者自身が「報道被害」の加害者になっています。
散見される「インターホンを何度も鳴らした」「ドアを叩いて」「居留守を使っているのが分かった」という文章には唖然としました。

最後にルポルタージュの定義を。(大辞泉より)
reportage
文学の一ジャンルで、社会的な事件などを作為を加えずに客観的に叙述するもの。