児童書ならではの面白さ。
★★★☆☆
8歳以上対象。
三人の農場主(とっても悪人!)と、主人公のお父さんキツネMr. Foxの対決。農場から鶏などを盗み出すMr.Foxに怒った農場主たちは、「殺してやる!」と銃やシャベルを持ち出して、Mr.Foxの家を掘り返そうとする。窮地に陥ったMr.Foxは、素晴らしいことを思い付く。
児童向けの内容らしく、主人公のMr. Foxの知恵を使っての活躍が生き生きと描かれており、楽しく読み進めることができる。辞書をひかなくてもストーリーを追うことはできるが、擬態語・擬音語をはじめとして難解な単語もちらほらみえる。
ダールは素晴らしい
★★★★★
毎晩、農場で盗みを働くキツネに業を煮やした三人の農夫。
あるとき協力してキツネを巣穴に追い詰めますが、キツネは地中深くどんどん穴を掘って逃げてゆき、やがてたどり着いた先は・・・。
ロアルド・ダールの作品にハズレってないように思います。
どれも単純明快でダイナミック。そしてちょっと身もフタもないような話の展開でも、実にあっけらかんと語られます。つまりこれ、おとぎ話的にはとても正しいあり方ではないでしょうか?
このお話もまさにそう。大人の目線から読むと、キツネに散々な目にあわされる三人の農夫の行動は別に間違ってないと思うのですが、生存のかかったキツネのほうはそんなの知ったこっちゃないってことでしょう。結末まで全力疾走って感じです。実に爽快です。
各章は短く、複雑な構文もありません。しかも薄さのわりに中身は濃いです。
洋書を読んでみたいけど、ハードルが高そう、と躊躇している方、ぜひこの作家から入ることをお勧めします。
ダールの作品だと知らずに読みました。
★★★★★
父さんぎつねの活躍はすばらしい。人間を相手に、いつも裏をかく。
時々は、危機一髪であぶないところがあります。
もっとすごいのは、きつねたちだけでなく、アライグマ、モグラ、野ウサギ、イタチと一緒に獲物を分け合うところです。
ダールの作品だと知らずに読みました。
泥棒をするのは悪いことじゃないのというアライグマの問いに、でもやつらは僕らを殺しに来るのに、僕らはやつらを殺そうとしていない。という返事は、後で考えるとダールらしさがあるなと思いました。
すばらしい作品をありがとう。
ダールの作品だと知らずに読みました。
★★★★★
父さんぎつねの活躍はすばらしい。人間を相手に、いつも裏をかく。
時々は、危機一髪であぶないところがあります。
もっとすごいのは、きつねたちだけでなく、アライグマ、モグラ、野ウサギ、イタチと一緒に獲物を分け合うところです。
洋書挑戦の第一歩!
★★★☆☆
英語が苦手な方でこれから洋書に挑戦しようという方にオススメ。
読みやすく短いので、挫折はないと思います。
FOX氏と人間の戦いを書いた寓話風物語です。
かしこくかわいい動物と貪欲で醜い人間というありふれた設定ですので、英語が分からなくてもなんとなく推測できたりします。(挿絵もついてるのでそこからも文意が類推できる)
ホント気軽に読めますよ。