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Theory of International Politics

価格: ¥2,853
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Waveland Pr Inc
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ネオリアリズムの理解には必須! ★★★★★
もともとミクロ経済学を研究していたウォルツが、そのアナロジーを駆使して国際政治を分析したのが本書である。カー、モーゲンソーによって切り開かれた国際政治学、つまりリアリズムの考え方に対して、ウォルツはネオリアリズム、また構造的リアリズムという発展型の理論を提示する。それまで、国際政治の人的要因に重きを置いたリアリズムが主流であった学界に、国内政治的要因・国際政治的要因に重きを置いた理論を展開することで、ウォルツは衝撃を与えた。しかし、その理論が国際政治に対する人的要因をほとんど無視している、という批判も存在する。それを踏まえてもなお、国際政治を本格的に理論化したウォルツの功績は大きい。国際政治学を本格的に研究する者にとっては、言うまでもないことだが、必須中の必須文献である。
現在のIRを理解する上での必読文献 ★★★★★
ウォルツの構造的リアリズムがネオリアリズムであり、日本の学会では、多少、誤解があったみたいですが、現在の研究者などは、基本的にこの理論的枠組みを用います。また、ネオリベラリズムも、同じ土台にのっていますし、ネオリアリズムへの批判としてコンストラクティヴィズムも登場します。

よって、現在のIRにおける主流な理論を理解するには、ウォルツのこのネオリアリズムを理解していないといけません。最近は概説書などで、多少、説明されていますが、政治学系の人は、ぜひ原文を読んで、しっかり頭に入れておきましょう。値段は高いですが、購入して損のない一冊です。

ネオリアリズムの代表的文献 ★★★★☆
最も有名な国際関係論の文献の一つです。

そもそも国際関係研究において理論とはいかなるものかといった基礎研究的な考察がある程度説得的に為されており、冷戦後、様々な批判を浴びてきたにせよ、研究という面から言って、やはり重要な文献であることは確かだと思います。むしろ、批判が出ているからこそ、Waltzが理論上、何を取り入れ何を切り捨てたのか、そのことが当時としてどういう意味があり、現在としてどういう意味があるのかといったことを詳しく見てみると、理論と現実との関係などといった一般的・抽象的な問題を考える上でも改めて参考になりそうです。

アメリカでの取り扱われ方とは大きく異なり、日本では積極的な受容が見られなかったようで、翻訳も出ていませんが、こうした点で、どうした研究方法を良しとするか、原理的な問題を考えるにあたっても、積極的な意味であれ否定的な意味であれ、本書は間違いなく一つの材料となるでしょう。

国際政治学を志す者は必読 ★★★★★
国際政治学におけるネオリアリストの理論を体系化したWaltzの金字塔的業績.彼のman,the state and warと並んで,院生レベルでは必読文献と言える.