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辞書なしで超速読月刊英語ニュース: 2017年4月号

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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辞書なしで超速読月刊英語ニュース 2017年4月号 INTRODUCTION

 最初に本書の柱となっているコンセプトを説明させていただきます。ご購入前に是非ともご理解いただきたいと思います。

 私たちが通常新聞記事を読むときは、さっと要点だけを把握します。できる限り多くの記事を読んで、多くの知識を獲得するためです。記事をじっくり読んで、いちいち主語や述語を意識するわけではありません。

 英語ニュースもしかりです。さっと目を通して記事の要点だけを把握して、できる限り多くの記事を読んで、英語を通して多くの知識を獲得します。

 しかし、英語と日本語はその構造が大きく異なります。日本語には日本語の語順があり、英語には英語の語順があります。それゆえ、英語ニュースを日本語の記事のようにすらすら読み進めるためには根本的に「日本古来の英文和訳」から離れて、「英語を読むからには英語の語順で訳して理解する」という概念を理解して、全く別物と考える必要があります。「英語に入っては、英語に従う」ということです。

 その別物として、本書では、英文を頭からブロックあるいはフレーズ(意味を持つ最少の単語の塊)に分けて、順次訳しています。いちいち主語、述語、目的語などを意識しません。目の前のブロックを素早く日本語に直して、次々に読み進めていきます。受験英語のように、最初に文章全体を読み、その後前後してSVOCを探して意味を掴み、最終的に日本語の順番に並べる作業はいっさいありません。一読で繰り返して読むことなく記事の要点を把握することができます。本書では、これを「超速読」と呼んでいます。これにより翻訳の時間が飛躍的に短縮することができるようになります。

 本書は、英文和訳の参考書ではありません。日本語の記事を読むような速さで全世界を対象とする海外英語ニュースを読み、日本語の新聞から得られる知識量に相当する知識量を、英語を通して得るための本です。TOEICなどの受験のために「日本古来の英文和訳の力」を磨く本ではありません。いちいち日本語の順番に並び替えた訳文はありません。それは英語を頭から訳すためには不必要であり、返って混乱を起こすからです。

 繰り返しになりますが、本書は受験英語の参考書ではありません。最新の海外英語ニュースを日本語の記事を読むスピードで多読するための本です。また、多読できるようになるための本です。

 以上が本書のコンテンツ、あえて言えば出版する基本的な考え方です。ご理解いただければ嬉しいです。
 
 本書は月刊誌です。今月号には、2017年3月の海外の最新の英語ニュースが40本以上収録されています。政治、経済、文化を中心に、科学技術、健康・医療、さらにライフスタイルまで幅広い分野でのニュースを取り入れています。

 お手元のPC、スマートフォンやタブレットに無料の読書アプリ(Amazon Kindle 読書アプリなど)をインストールして、インターネットに接続すれば、いつでもどこでも読んだり、聞いたりしていただくことができます

 本書では、英文を大きな文字で表し、日本語訳を若干小さな文字で表しています。英語の文字の大きさと日本語の文字の大きさを考慮し、さらに本書独特の「英語→日本語→英語・・」の構文を考慮して、これが最も「読みやすい」文字配列と判断しているからです。

本書の記事について

 本書では、一つの記事を以下のように2つの形で収録しています。一つは「英語→日本語訳→英語→日本語訳・・・」の[English-Japanese]、もう一つは英文のみの[Full Text]です。

(1)[English-Japanese]
 英語の順番で頭からフレーズ、あるいはブロック(意味を持つ単語の塊)ごとに訳しています。これによって一読で文章の意味を把握することができます。前後の移動を繰り返して読む必要はなくなり、頭から一気に進むことでリーディングにかかる時間を飛躍的に短縮します。

(2)[Full Text]
 英文記事の原文にスラッシュ記号[/]が入っています。原文だけで読むわけですが、読み進めているうちに、「こっちで分けた方がいいかも」とか「こんな訳も面白いのでは」などといっそう楽しみながら読むことができます。つまり受け身ばかりではなく自発性を考慮していますので、リーディングがいっそう楽しくなります。

(3)一部の記事に音声を付けています。★印の記事です。遅い・速いの二通りの速さの音声を付けた記事、さらに映像と音声を付けた記事があります。リスニング、シャドウイング、発音の練習など、幅広く活用できると思います。

"My book is based on fun, play,firm principle and spontaneity is more interesting."

「楽しみ、遊び、断固たる理念、そして自発性に基づいた本の方が面白い」

日本の新聞から日本語を通した知識、本書収録の英語ニュースから全世界を対象にした英語を通しての知識、両方獲得でこれこそ「鬼に金棒」です。

 誰が何と言おうと、上記の理念を柱にして頑なに我が道を邁進する「辞書なしで超速読月刊英語ニュース」をよろしくお願い申し上げます。

 著者:細見敏夫