微細エネルギー論
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本書は、姉妹編である『普遍神学序説』によって描かれた、新しい宇宙観に基づき、微細エネルギー(いわゆる「気」)をどう理解するかを述べたものである。
特に、微細エネルギーの持つ「ある形を作り出す力」に注目し、そこにイデア的な原理を見出すことを中心としている。そして、「スピリチュアル」という言葉のもととなる spirit とは何であるかを明らかにする。
『微細エネルギー論―― spirit と「形相性」の問題――』
内容
1 形相性の追放――オッカムによる転回
2 質料性と質料多元論
3 微細エネルギーの問題
3-1 Spirit の二つの意味
3-2 微細エネルギーと形相性
著者紹介
菅原浩(すがはらひろし) 長岡造形大学教授
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(学術修士)
比較文化論、神話学、比較思想の研究をへて霊性哲学(形而上学)の現代的表現を追求。様々な神秘体験をも経験し、気や微細エネルギーの問題、ヒーリングの問題にも関心を持っている。著書に『魂のロゴス』、『スピリチュアル哲学入門』、『古事記の神々を読み解く』(以上アルテ刊)、『普遍神学序説』(虹の光出版)、そして訳書に『忘れられた真理』(ヒューストン・スミス著 アルテ刊)がある。