普遍神学序説――霊性哲学の表現としての――
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本書は、スピリチュアルな世界観をコンパクトに表現したものである。
普遍神学とは霊性哲学(形而上学)の試みであり、キリスト教・仏教など特定の宗教的立場を超えた神学である。神学とはここでは、通常の人知を超えたある絶対的な存在根拠を積極的に言い表し、そこを基盤として宇宙観を構成する立場を意味する。
この書は、『魂のロゴス』や『スピリチュアル哲学入門』で表現した霊的宇宙観を、よりコンパクトに記述したものである。
多次元的に展開しつつ同時に「一」でありつづける世界と、「私」、人類、地球の位置づけが述べられている。
内容
1 伝統哲学と近代哲学、そして普遍神学へ
2 普遍神学の構想(一) 根源と宇宙の多次元性について
3 普遍神学の構想(二) 自己性と魂、阿頼耶識について
4 普遍神学の構想(三) 世界霊、地球の多次元性、意識的存在者について
5 普遍神学の構想(四) 恩寵とオイコノミア(神の経綸)について
著者紹介
菅原浩(すがはらひろし) 長岡造形大学教授
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(学術修士)
比較文化論、神話学、比較思想の研究をへて霊性哲学(形而上学)の現代的表現を追求。様々な神秘体験をも経験し、気や微細エネルギーの問題、ヒーリングの問題にも関心を持っている。著書に『魂のロゴス』、『スピリチュアル哲学入門』、『古事記の神々を読み解く』、訳書に『忘れられた真理』(ヒューストン・スミス著)がある。