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フォード ブロンコ 初期型: フォードが1960年代に開発したオフロード四駆の傑作。

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 株式会社アイティーエフ 石川雄一
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 ブロンコはフォードによって1960年代に開発が始まり11年間生産・販売されました。その後も車名としては継承されました。しかし二世代目以降はフルサイズ・ピックアップ派生型の平凡な四駆となってしまい90年代には消滅しました。フォードという世界2位だった大メーカーが戦後に起こったアメリカの四駆ブームに対して意欲的な開発を行った傑作。 ジープとその亜流をはるかに凌駕するオンロード・オフロード性能だけではなくトラック的ではない新しいスタイリングも纏っていた。かと言って派手さはなくオフロード四駆らしい野趣があった。今でも根強い人気はありますが、このような傑作が消えてしまったのにはそれなりの理由もありました。

 本書の内容で主なものは終刊した四駆専門季刊誌CCVに執筆したものを最小限の加筆修正を行ったものです。55リッターV8のモデルは少し改造されているものでCCV-09で試乗記の他にも仔細に撮影したものです。オーナーによって5.8リッターのエンジンと5速マニュアルを組み込まれたブロンコはCCV-40のアメリカン四駆の特集の一部。もう一台は少し特異な記事で標準的な6気筒車であるが車体の細部そして経歴が謎めいている。主要諸元表、写真・図版には新しいものもあり追加した情報も含まれています。文字数は主要諸元表も含めて約28,500文字、写真は約97点ですが複合したものもあり実数は130点くらいです。古い記事ではモノクロ写真も含まれます。
 
CCV(クロスカントリービークル)関連の電子書籍は主にメカニズムがユニークなオフロード四駆について解説した資料性のある本と車全般についてのエッセイに類する本です。いずれもベースとなっているのは1990年から2008年にかけて出版された四輪駆動専門季刊誌CCVです。四駆の愛好家と言っても様々ですが私が興味があるのは機能を重視している反面装飾性の少ない四駆です。よって、あまり車の構造やオフロード走行に関心が無い方には偏った内容で面白くないかも知れません。amazon.co.jpで「石川雄一」を検索し著者ページをご覧になってください。あるいはWikipediaにも「CCV」という項目がありますので検索してみてください。 CCVは1冊1800~2000円という価格でしたが自動車専門誌としては異例にも広告掲載料に依存しない姿勢でした。ですから内容は正確であり実際にオフロードで走らせての内容でしたので読者さんには支持されました。筆者はもともと物書きなどではなく機械好き・オフロード好きから間違って出版・執筆を始めてしまい、それを30年以上やって来ました。内容は正確だと自負していますが美文を書くのは極めて不得意です。また自分の考えを通すために商売としての出版は下手でしたのでアチコチに気を遣った内容にはなっていません。本来正しい事を伝えるべき出版が拝金主義やビジュアル優先で歪んでしまうのは根本的に間違いだと思っています。
 電子化では本の体裁もいろいろと試しましたが電子書籍では読者さんが読むのに使う機材がスマートフォンからタブレットPCと様々なので凝ったレイアウトをやっても無駄だと判断して文章と画像を並べただけのプレーンなものにしました。表紙も店頭で目立たせる必要も無いのでこれでいいかと思います。文字や写真も拡大・縮小が可能なフォーマットにはしてあります。
 CCVのバックナンバーは弊社で在庫して通信販売を行っています。しかしCCV15以前は絶版ですし残っている号も少なくなっています。 弊社の在庫に対してのお問い合わせの多くは特定の四駆にご興味があって、その記事を求められる方です。専門誌1冊丸々が欲しいのではなく1件の記事だけの需要です。しかし、その記事だけをコピーして郵送することは版元であった大日本絵画さんの著作権の侵害になります。そこで記事を電子化しながら再編集してご提供させていただこうと思いました。過去の記事がベースのものは文章を現時点に合うように最小限の書き換えも行っています。写真もオリジナルがフィルムであったものをデジタル化したものもありますがCCVの記事ではモノクロだったものがカラーになっているものもあります。ということで私たちのように狭小な分野の情報を頒布させていただくには電子化しか方法はありません。このことから価格は低めに設定しています。ご興味を持たれた方はどうぞお読みください。また紹介する四駆の中には古いもの、軍用などで一般的ではないものもあり日本ではあまり知られていないものもあります。そのような紙の出版では扱われる可能性の低い車両についての情報を廉価かつ継続的に提供するのはこの分野の車両の産業機械としての文化を将来に向けて継承させるために意義あることではないかと思っています