ハイヒールで踏まれて: アルトカルシフィリア
価格: ¥0
内容紹介
(あらすじ)
婦人靴を扱う会社で働く私。そこは男性のいない女性ばかりの会社。社長をはじめ、社員全員が若くて美しい。最初は親切だった彼女たちだったが、やがて彼女らの嫌悪の対象となると、私は床を這う虫同様に扱われる。ハイヒールで蹴られ、踏みつけられ、その靴底を舐める日々。壮絶な踏みつけ地獄のその行き着く先は・・・
〈内容より一部抜粋〉
今度は細く尖ったヒールの踵で踏み直したのです。実体感としての重みが体全体に広がり、次第に痛みが薄らぐと不思議とまどろみの中にいる感覚が遠退きました。手の甲 にはヒールの踵が深く食い込んでいます。痛みは潮の満ち引きのように繰り返しながら、次第に大きなうねりのような痛みが蘇って来ました。これが女性の現実の重さです。ハイヒールに全体重をあずける白く肉付きの良い細い脚にストッキング越しの透明なうぶ毛を見ました。
暴力的な欲望がエスカレートすると、全身を踏みしだくようにして歩き回り、最後に横顔に片足のブーツを乗せ、力を込めました。もう片方のブーツが背中から離れ、代わりに横顔を踏んだブーツに全ての重心が移ると、頭の骨が悲鳴をあげました。顔に片足で立っているのです。ブーツの鋭いヒールは顎の付近にありました。彼女の重みに馴染めないどころか、本気で命の心配をするほどになっていました。