映画が待ちきれなくて・・・
★★★★☆
映画「トワイライト・ニュームーン」の続きが知りたくてこの巻から読み始めました。
結局、最終章まで読みおわり、「トワイライト1」からをあらためて読破してしまいました。
最初は映画のイメージと違わないムードで本当に夢中で読みましたが、最初に戻ってからあらためて読み返すとやはり映画よりも小説(原作)の方が引き込まれますね。主人公の自己評価の低さや内面の心情、エドワード・カレンとその家族たちの完成された魅力。特にエドワードの「芸術的な人格」が見た目の想像と共に、このストーリーの魅力の根本だと感じました。ラブストーリーらしからぬ様々な敵との対決を通して、内気で孤独好きな主人公と永遠の時を孤独に生きて来た恋人との紆余曲折の末の心の結束を中心に家族、友人たちが織りなす展開が時間を忘れさせてくれるほどおもしろいです。
恋愛の醍醐味は「ドキドキ」ときめき感を思い起こさせてくれる「ささやかな」エピソードですね。
3作目公開間近のこの時、予習がてら読むも良し。映画みてから更に楽しむも良しの一作。
ジェイコブ野性的で逞しくてかっこいいです!
★★★★★
話もどんどん展開して行き特に下巻はジェイコブがどんどん成長して逞しい肉体と情熱的な愛をベラに表現して行きます。1巻ではまるで完璧な王子様のようなエドワードファンになった人でも、だんだんジェイコブの野性的な魅力のファンになる人もいるのでは?ベラは結局両極端な魅力的な二人の男性を引きつけ続ける魔性の女ってことでしょうか。ビクトリアの一団を狼と吸血鬼が手を組んでやっつける話もアクションをリアルなイメージで思い浮かべて読みました。2巻より、ますます超面白くなって来た感じです!
クライマックスへの準備完了
★★★★★
四部作の第三部と言うことで、クライマックスに向けてすべての準備が整えられる一巻です。
この巻の物語全体を大きく動かしているのは、ベラを仇と狙うヴィクトリア率いる吸血鬼の軍団とカーライル・ファミリーとの闘いがメインです。ただ、ここに意外な展開があり、カーライル・ファミリーに援軍が加わります。
更に、ベラを巡るエドワードとジェイコブの争いは、どちらに軍配が上がるのか、この三角関係の行方にも決着が着きます。
後は、ベラの結婚式、そして吸血鬼への転生と言うことになるのですが、ヴォルトゥーリの最終兵器ジェーンとの関係も微妙です。
このあたりが最終巻で語られるのでしょうか?
尚、この巻ではロザリーとジャスパーの転生の経緯や、キラユーテ創立の過去の伝説が語られ、物語の深みが加わるのも楽しみです。