トロツキー招聘計画に足を踏み込む主人公ウムボルトはハルビンにて父親の過去を垣間見るチャンスに恵まれたものの、失敗。その直後、スターリン配下の特務部隊に拉致される。
その危機を反日運動を行う幼なじみジャムツに救われたウムボルトは、
奉天特務機関の追っ手を逃れ抗日運動に身を投じることとなる。
青い理想と言われてしまえばそれまでだが、歴史の流れに抗う、安彦漫画の主人公特有の気高さは十分に描かれている。