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伊勢物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

価格: ¥778
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川学芸出版
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伊勢物語って大事な作品なんですね ★★★★☆
原文の約半分が200ページに拡大されてまとめられた作品です。部分的にはある程度の知識があった伊勢物語ですが、このような2段構えで主人公の一生が貫かれている作品とは知りませんでした。日本の古典にしめる伊勢物語のsource material(本歌取り)としての特徴も必要な部分では丁寧に解説(第123段)されていて、この作品が持つ常識としての重要性を理解することができました。全ての重要な古典と同じように、異なった世代は異なったタイミングで自分の人生をこの作品の中に見出していくのでしょう。60段、62段なんかはなかなか意味深ですね。結構124段、「思ふこと言はでぞ、ただやみぬべき、われとひとしき人しなければ」なんて名言です。さて次は、原文全部読みまひょか。
はっきりいっておもしろい ★★★★★
浪人をしておるのですが、2月といえばラストスパートということもあり息抜きをしづらい。
ということで、休憩がてら定番の角川ソフィアを買ったわけです。
読後の感想は、一言
「やられた!」でした。
『伊勢物語』ってこんなにおもしろかったのか…と、気付かされた。

それは言うまでもない、この著者、坂口女史の解説がとても素敵なスパイスになっているから。
現代語訳は一般のそれよりは、滑らかでわかりよいものの、やはり日本語としてしっくりこない部分もままありますが、総じては十分よいと思います。

なにより、著者の後書きには脱帽でした。(もちろん、『伊勢物語』研究の世界では一般的な論で、私が無知なだけかもしれないのですが)

『大和物語』との比較、そして『伊勢物語』の特徴の1つをソナタ形式と例えたこと
『大和物語』は通読していたし、音楽をしていることもあり、目からぼろぼろ鱗が落ちた、本当に。

「光源氏」の一生は、「昔男」の一生に通じますね。
若い頃→成熟して→晩年
その頃の色恋の様子や、和歌の雰囲気、気質まで共通しているように思いました。

とても素敵な本だ。
古文の知識がある方も、ない方も、文庫本と侮るなかれ◎
伊勢物語 ★★★★★
古典の解説シリーズです。伊勢物語です。男性が女性へ想う物語です。物語と和歌で構成されています。とても叙情的な本となっています。用語や和歌の解説などわかりやすく、ビギナーでもすいすい読み通すことができます。日本の古典に親しむためには良い本だと思います。書画なども掲載され、その時代のイメージを膨らませるのに良い本だと思います。解説も心優しい解説文になっていると思います。
理想の男の一生です ★★★★★
高校生の時に教科書で習った「むかし、男ありけり」が「むかし、こんな男がいましたっけ」と訳されています。なるほど。
各章のタイトルがすべて「五七五」になっているのも楽しい。
「寡黙な本文とおしゃべりな行間」という解説にも感心しました。