ファーストアルバムから、わずか8カ月半でリリースされたセカンドアルバム。元気のいいヴォーカルで、パーティに繰り出すワクワク気分を盛り上げてくれる<1>、グルーヴィーなベースラインがさく裂する、おしゃれなディスコサウンドのヒットシングル<4>など、明るくテンポのいいナンバーに加え、彼女が欲しがっていた指輪をこっそりプレゼントするドキドキ感を、せつないギターで歌うバラード<7>も収録。バンドとしてのレベルの高さが感じられる会心作。(武村貴世子)
これぞトライセラと言えるアルバム
★★★★★
全曲通じてロックに対する強固な姿勢が感じられるアルバム。
リフ主体、踊れるロック、ファンク調、挑発するような独特な歌い方など
トライセラの原型はここで作られたといっていいだろう。
また全曲とも同じ空気を感じられ、すべてトライセラとしての個性を感じる、モノマネではない独特でオリジナルのロック。
前述の通り好きな曲が人によって全く違うだろう。全曲いいのが前提でその中でも好きなのをあげるとしたら、FIVER。独特なリフが体を揺さぶり、心地よい。リフで言ったら一番この曲がいい。
曲順もコレでいい。Partyほどトップにふさわしい曲はないし、Short Hairは展開にラストを感じさせる。全曲名英語ってのもカッコいい。
このバンドはこの相当あとリックスという洋楽重視の傑作を出す。だがそれは逆に洋楽を意識しすぎている気がする。
そういったオリジナリティにおけるロックのバランスではこちらの方が上だろう。
一番トライセラを感じる。今も進化はしているがこの時点で最高傑作。
皮肉にも中古で250円くらいで買えてしまうので、内容的にもコストパフォーマンス的にも初めての人に一番薦めたい。
売れて欲しい
★★★★☆
まず素晴らしいと思ったのが、ベースの独特の表現。
これによってトライセラの雰囲気がよく醸し出されていると思う。
そして曲一つ一つ和田のメロディセンスが光る。リフ中心の構成も個人的に大好きだ。
ただ残念なのは、中盤ややだれてしまうところとちょっと甘すぎる歌詞。
そこが少し残念。
この雰囲気は独特でありながらカッコいい。売れない理由は特に存在しない。
もっと知られることでこのバンドは真価を発揮すると思う。
1stに並ぶ奇跡
★★★★★
おそらくこれの前のアルバムとこのアルバムというのは、日本のロックバンドがやってしまった偉業としては、もうすべてにおいて彼岸なのだと思う。曲があまりにも出来すぎていて、もはや不思議にさえ聞こえてくる。メロディーにだけ関して言えば、あの1stをも凌駕している。そんな素晴らしいアルバム、聞くしかないじゃないですか。
かえすがえすも残念なのは、もうすこし制作期間があいてれば、これが次のアルバムにもなりえたということ。あのときのトライセラのエネルギーは、それだけ異常だったのだと思う。その疲労は一気に、キャリア絶頂期の次のアルバムに暗い影を落としてしまうのだけど・・・。
トラセラ〜セラ〜
★★★★☆
トラセラのセカンドアルバム、初トラセラでしたが、意外なことに、ラブソングが多かったです。何だか女の子に甘えるような感じニャンニャン☆ちなみにボーカルの和田さんは、レミパンでお馴染み、レミさん(料理家・シャンソン歌手)の息子です。
初トライセラ
★★★★☆
初めてトライセラのアルバム聞きました。
なぜ今、トライセラか??
・・・中古で安かったから、です。
まあ、前から聞いてみたいバンドだったんですけどね。
収録されてるほとんど全ての曲がラブソングなんだけど、「せつない片思い」とか「失恋」とかいう曲はなく、「今つきあってる彼女への気持ち」を歌った曲が多いです。
というわけで、彼女とのドライブ中に何気なく流しちゃったりするとステキなのではないでしょうか、男性の皆様方。
ちょっとボーカルの声が甘すぎるかな。女の子ウケしそう。