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価格: ¥1,300
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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「柳美里」という人 ★★★★☆
この本は、面白いか面白くないかではとらえられない。
子を持つ母として、共感できる部分もあるにはあるが、共感できない部分が多すぎる。
何がどう、というのではなく、「柳美里」という人がこういう人なんだ、とそれだけがしんしんと降り積もるように伝わってくる。そして、それが自分の周りに降り積もってべっとりと貼りついて離せなくなるように本に引き込まれる。身近にいたら、逃げ出したくなるような人である。一つ一つがどうこうというのではなく、きっと彼女にはこうするしかできなかったんだろう、と思う。そして、大多数の人が決して選ばなかったであろう道をきっと、彼女はそうすることしかできずに選ぶ。進む。それを、彼女ではない私が幸か不幸か決めることも、推し量ることもできないが、凄い人だと思う。

彼女のお子さんである丈陽くん。彼が幸せでありますように、と思います。
あなたと人生を、関わりたくないです ★★★☆☆
いろんな意味で痛いです。


柳さんの作品は、何かに連載されていたのを、ぽつぽつと読んで、

重いし、なにより、他人に厳しすぎるところが嫌で、

あと、わがままというか、権利意識が強すぎるところが嫌で、

ちゃんと1冊の本で、柳さんの作品を読んだのは初めて。


うーん。

柳さん、頑張って生きてください。

とても、あなたは、すばらしいです。

でも、あなたと人生を、関わりたくないです。

って、感じかな・・・
ブラックジャック的闘病記 ★★★★★
「命」の第二部のこの小説(自伝)は、東さんと柳さんの癌に対する闘病記といった趣がありました。
家族よりも恋人よりも切実な存在である東さんに生き続けてもらうために、あらゆる情熱を注いで治療法を模索していく。

全て実名で登場する医療機関やその治療方法の違いは、「ブラックジャックによろしく」を思わせる痛烈な批判も盛り込まれ、赤裸々さにハラハラさせられます。しかし、柳さんはた東さんに少しでも長く生きていて欲しかったので、苛立ちも焦りも克明に記したのでしょう。

時として、息子の丈陽くんより東を優先させるほどの深いつながりに、人の絆の不思議さを感じつつ、健やかに育っている丈陽くんの様子は
一条の希望の光のようです。

生と死がクロスする、こんなに数奇な運命に翻弄されるのも柳美里の小説家としての宿命の一つなのでしょうか。
彼女にしか書けない現実です。

著者のプライベートな問題は別として、 ★★★★★
食道癌4期の治療について実際に経験されたことが厳しくも正直に記載されていて、非常に参考になると思います。

教科書どおりの治療一辺倒の国立がんセンター中央病院にシビレを切らし、ニューヨークのスローン・ケタリング癌センターまで治療に行ったり、ラディカルな抗がん剤治療をされる平岩医師その他についても詳しく記載されてます。治療法はいくらでもある、と知ることが出来る一冊でもありますが、たとえば代替療法などは、使ってみてダメだったものなども正直に報告されているので、数多くある治療法で迷った時には、消去法で選択するための指南書として価値ある一冊ではないでしょうか。
治療を受けた病院や医師名まで実名で書かれてて最初ビックリしましたが、実名だからこそ信憑性も高い。

私には出来ない ★★★☆☆
初めて柳美里さんの本を読みました。
ノンフィクッションということを頭では、分かっていても
読んでいるうち私には、現実に起きたこととは、理解できない!
でも、読んでいくうちに、女としての心境は理解できる。でも・・・。
 もし、あなたがこの状況になったとき、柳さんと同じこの決断できますか?