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世界を肯定する哲学 (ちくま新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 筑摩書房
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新書のロングセラー ★★★★★
新書に哲学入門の類いはたくさんあるが、新書であるにもかかわらず、「入門」でなく哲学書そのものになっている本は,この本以外にはほぼない。
新書、粗製濫造時代にあって,いまでも店頭にあり,入試問題にもたびたび使われていることが、本書の価値を少しだが,証明している。---つまり、本書の価値はその程度では言い尽くせない。
新書としては、少し難しいかもしれないけれど… ★★★★☆
まず、この本は世にあふれる「ポジティブシンキング」についての本ではありません。「世界を肯定する」なんて言葉があるとすぐに「ポジティブシンキング」につなげてしまう人も多いのかもしれないけれど(だいたい、「ポジティブシンキング」は、世界や事象を自分に都合のいいように変換するテクニックのようなところがあって世界を肯定してはいない)。

内容は結構入り組んでいたりして整然とはしていないけれど、かといってわかりやすく秩序だって書かれていたら、世界を肯定することについて語れなかったのではないか。それでは「世界」ではなく「言語」を肯定するだけになるだろう。

理解できればきっとおもしろく読めるとおもいます。理解できるか否かは頭のよしあしではなくて、読む人の姿勢で決まるはず。

分かりにくい ★☆☆☆☆
著者は、自分で考えたことを整理してこの本を書いたのではなく、考えるままに書いたようだ。したがって、読む側としては、非常に読みにくい。著者自身、前書きにおいて、読者が飽きてしまうのを懸念している。なぜ、このような本を出版したのか、分かりかねるところだ。扱っている題材が、そもそも抽象的なのであるから、もう少し、メッセージを明確にして、論拠を再構成するなど、読者に親切であってもいいのではないか。
なお、著者は、西武百貨店のカルチャーセンターの講師だったらしい。