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裸のランチ

価格: ¥246
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
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「どう思いますか?」 ★★★★★
断言しよう。20世紀、いや21世紀の英米文芸の根っこを作ったエピックである。
我が心のバイブルだ。
初めて読んで7年になる。今でも、帯もカバーもぼろぼろになっても読んでいる。

これは悲しき40男の妄想に満ちている。この鮎川信夫による素晴らしい翻訳からはその初々しさ(誤植ではない)が見られる。
まったく脈絡のない小説。個人的なことをいえば、バロウズには「おかま」のような本を量産して欲しかった。

でも彼はそうしなかった。ドラッグをやめ、誰にもわからない小説(?)をかきまくった。

それでよかったのだろうか。私はよかったと思っている。
どっかのホラー作家のようにだらだら長ったらしいくだらん本を書き続けるより、常に新鮮さを追い続けたバロウズの生き様…これは褒めていいのだろうか。無論殺人やドラッグを肯定する気はないが。

常に若く無垢なままでいたかったバロウズによる、すべてをさらけ出した恥ずべき、誇るべき小説。Why Don't You Try This GEEKY BOOK?
読み手を選ぶ本 ★★☆☆☆
この作品をどのジャンルに分類するかは非常に困難。
ビートニクの最高峰とも言われているが、まったく意味不明といえば意味不明、そんな小説。
切り張りされたような意味のない文章の羅列、存在する小さな一貫性は主人公が著者本人を指しているだろうということ。
3ページほど読んで自分にはまったく合わない、と思ったら読まないほうが時間の無駄にならないかもしれない。その3ページが無限に続くと思えばいい、推理も大逆転の要素もなければ起承転結すらほとんど感じられない小説だから。

もし映画「裸のランチ」を見てそのストーリーを本で読もうと思っているのなら、期待をバッサリ裏切られるので手に取らないほうがいい。
映画「裸のランチ」で主人公がタイプライターでひたすら書いている小説こそ、この「裸のランチ」である。
裸のランチ [DVD]
すでに古典 ★★★★☆
すでに古典的名作と呼ばれている『裸のランチ』だけど、実は読むのは初めて。
ドラッグとかやらない自分には、同性愛に興味のない自分には、描かれている世界は縁遠いが、境界を越えた、その表現の自由さには感心する。
多くの人が称賛するのは分かる気がする。
バロウズはもう少し、いろいろ読んでみないと本当の魅力は分からないかな。
とにかく読む!それだけ! ★★★★★
裏を読んだりとか、意味を求めたりとかはあまりしない方が良いかも知れないです。
どれだけこのイメージの洪水に酔うことが出来るかが、この作品を楽しむ上での条件でしょう。

酔っているうちに、それまで見えなかった何かが見えてくるかも!
読書中は面白い ★★★★☆
この作品も読み終わる頃になると「慣れて」きたせいかカットアップとやらの技法もああこれ
かあと合点がいくところもでてきたりしてなんだか妙に納得したりする。この麻薬中毒患者の
異常な幻想も繰り出し方が精妙なのでそのリズム感を感じながらあまり一文一文考えずに
読み流すのももた楽しからずや。ただ異常なイメージの濫用は限界効用も低減するというもの。
各章のタイトルがSF的なのは面白い。読んでいるその時点で先鋭性は感じるけれど全体と
して物語の、たとえば異常性という点ではエミリー・ブロンテの「嵐が丘」あたりにはかなわ
ない。読後感ということであれば裸のランチより衝撃的な作品は数多くある。