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はつ恋 (新潮文庫)

価格: ¥432
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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はつ恋
短いけれど濃い。 ★★★★★
高校生の頃に読んでおいてよかった。
恐らく、こういったものを読む時は、高校生が旬なんですね。
ウラジミールの不安やら焦燥やら、あるいは満足感がいたい程分かります。
恋愛中の若者の代弁者のような、そんな本です。
始まり方もいいですね。古風(まぁ古典なんですが)の香りがぷんぷんします。
短いですし、登場人物も少ないし、ストーリーも実に面白いので、気軽に読めるのではないでしょうか?
これを読んでから、ツルゲーネフの代表作、父と子を読んでみるのもいいかもしれません。
ストーリーは面白い。 ★★★★☆
16歳の少年:ヴラジーミル・ペトローヴィチと、少年の父と、
21歳の公爵家令嬢:ジナイーダ・ザセーキナと、に追従する男たちの物語である。

ヴラジーミルが情熱的に、ややマゾヒスティックにジナイーダのことを慕う様や、
男たちがあの手この手でジナイーダにすり寄ろうとしながら、結局翻弄されてしまう様、
少年と父親との微妙な遣り取りは非常に読み応えがあった。
ジナイーダのサディスティックで感情的な言動に対し、内面には結局あまり踏み込めていない印象だったが……。

あとつくづく感じたのは、ロシアの貴族というのは非常に気楽な存在だということ。
投機で全財産をふいにしてしまっても、児戯に似た遊びで日々を暮らす余裕があるとは……流石は公爵家である。
ファースト・ラブ ★★★★☆
16歳のウラジミールは、別荘の隣家に越してきた年上の令嬢ジナイーダに恋をする。
この「はつ恋」は、ロシア十九世紀文学の作家ツルゲーネフの作品です。
ツルゲーネフ自身が女丈夫な母親と伊達男の父親の間で貴族家系に生まれたそうで、まるでこの作品のウラジミールそっくりである。

この作品には彼の人生の経験がかなり描かれているのではないだろうか。

ジナイーダの周りには常に取り巻きの青年たちで溢れ、ウラジミールもその輪の中に入り、ジナイーダの言葉や態度に一喜一憂する。
彼女のきまぐれで、彼は天にも昇る心持になったり、地獄に落とされたかのような失意にはまり込む。
一人の少年の初めての恋の不安と激しさを見事に描いている。
大きなサスペンス要素はないものの、彼女が誰かに恋をしているかもしれないと気づいてから、静かに盛り上がっていく展開がおもしろかった。
憂いと素朴が混じった恋愛小説の古典。
恋は盲目 ★★★★☆
本当は「父と子」を読みたくて書店にいったのですが…なかったので…何気なく本書を手にとってみたところ「名作」と書いてあったので読んでみることに。

恋愛小説は読み慣れないので、最初のうちは読んでるこっちが恥ずかしくなりましたが、次第に自分が主人公になったかのように物語に引き込まれました。ストーリーは途中で想像がつきますが、それでいて感情は新鮮に響きました。

恋は盲目といいますが…そんなものではないですね。
青春は稲妻のように ★★★★☆
恋心の描写がとてもロマンチックで読んでいて恥ずかしくなり、それでいてくすぐったいようなそんな小説です。
古典というのでもっと正統派な恋愛小説かと思えばこの主人公なかなかのマゾです
意中の人の勝手気ままな振る舞いに、ことに自分へのサディスティックな仕打ちを悦んでいるんですから。
何人もの男をはべらせる主人公の思い人ジナイーダが恋した人もまた訳ありなものでした。
一癖も二癖もある恋愛小説です