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ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)

価格: ¥562
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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ソクラテスの皮肉 ★★★★★


ソクラテスが人参をつるして馬を走らせていた。私曳地康が思うにこれは当時の政治体制を皮肉ったもので
世の中にでれないウップンを晴らしていた大変なカブキ者であった。しかし、何とも青年に
悪影響が出るということで裁判にかけられた。途中、反論を皮肉りまくり極道チックであった
ので、世論を敵に回して、そういうことならお前のやり方どおりに極刑にしてやると言われ、
死刑を宣告される。それでまあ、死刑を宣告する理由が未来の希望というのであるから、
毒人参を喰らって果てた、という話しだ。

ソクラテスを知りたいなら読みなさい
ただの変わり者......... ★★★★★
 ソクラテスはただの変わり者だ。
 天才なのは本書を著したプラトンだろう。
 が、私は変わり者で、偏屈なソクラテスが大好きだ。そしてプラトンもそんなソクラテスが大好きだったのだろう。
 よくいわれる「無知の知」などと、難しいことを考えず、戯曲を読むように読めば良い。
 そして、変わり者のソクラテスを愛すればなお良い。
「知」の本当に意味するところ ★★★★☆
裁判でソクラテスが「自身がなぜ賢人であるか」についての弁明と、死刑の判決が下され投獄
されてから脱獄できるにもかかわらず、なぜ脱獄しないのかを説得に来た友人(クリトン)に
語っているのが本書である。

ソクラテスは信念の人であり、なにより論理の人である。
本書に書かれている論理は正しい。
そして、その生き方も中国は殷の伯夷・叔斉の如く清廉で筋が通っている。

しかし、一方であまりに論理と潔白さに偏りすぎており、頑なに論理のみを追い求めたが故の
成れの果てという感じもある。
仮に良くないものでも国家の決めたものであり、筋の通ったものであれば受け入れるしかない
という姿勢に本質を見失っているとすら感じてしまう。
「無知の知」だけでなく、目の前にあるものの本質を見出すことが本当の知だと思うのだが。
それは時代や政治の背景が違うが故に仕方のないことなのだろうか。

いろいろなことを考えさえられるが、哲学や思想というよりも文学として十分に楽しめるもの
である。
まずは一読してみることをお勧めする。
正しいことの危険 ★★★★★
ソクラテスは正しい
が、問題は「正し過ぎる」ことだ

ソクラテスのロゴス中心主義には驚くべきものがある
彼はロゴスに全幅の信頼を寄せる
彼はロゴスのために死ぬことすらできた

ソクラテスはロゴスの化け物である
偉大であると同時に、危険な思想家である
田中美知太郎訳より読みやすいが、、、(--;) ★★★☆☆
 某所でのディスカッションのネタとして、先に角川文庫で田中美知太郎訳『ソークラテースの弁明・クリトン』を読んでから、参考のために本書も読んで見た。

 活字も大きいし、訳文も本書の方がずっとこなれた会話体で確かにこちらの方が読みやすいと思う。

 ただソクラテスの言ってる主張には納得できない所が多かった。 例えば、彼は死について全くの無かあの世があるか、のどちらかしかないと言う。そこまでは良い。だが「全くの無」を「夢も見ない熟睡」に例えるのは、詭弁である。人が「熟睡」を有り難がるのは、いずれ目が覚めるからである。目の覚め無い熟睡を望む者は少ないだろう。
 又、ソクラテスは「あの世では歴史上の偉人や文豪と会って話ができるのが楽しみだ」と言ってるが、「あの世」で彼らに会えると何故信じるのか不明。孤独な「あの世」かも知れぬのに。