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まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)

価格: ¥741
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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少年時代の憧れの強さが伝わってきます。 ★★★★★
先日、手塚治虫記念館に行きましたら、トキワ荘の展示がありました。
藤子不二雄Aさんが、手塚治虫さんの作品と初めて出会った時の感動を語っているフイルムも流されていて、展示を見ている最中に、この「まんが道」が猛然と読みたくなってきました。
私にとっては、手塚治虫さん、藤子不二雄さん、赤塚不二夫さん、石ノ森章太郎さん達のマンガとの出会いは幸福なものでした。
夢中で漫画を読んでいたことは自分の少年時代にも当てはまります。
第一巻は、才野氏と満賀氏の運命的な出会いと手塚治虫氏との強烈な出会いが描かれています。藤子不二雄A氏は、日本の漫画、アニメで手塚治虫の影響を受けていないものはなく、本人は気づいていないでも、手塚先生が切り開いたものの上に載っているのだ、と仰っていました。私も、それは同感です。手塚治虫氏の凄いところは、映画のように漫画を作ったことだと思います。これで、日本の漫画は世界の中でも独特の文化を創りあげたと思うのです。
その感動的な場面がこの第一巻で間接的に体験できるのは有難く感じました。
手塚治虫さんの藤子不二雄氏に対する最初の出会いの感想は、二人が持ってきた作品を何気なく褒めていたけれども、内心、とんでもない才能の持ち主が現れた、とヒヤリとしたというものだったそうです。

青少年が夢を実現する過程の物語として普遍性を持つ作品 ★★★★☆
藤子不二雄氏が漫画家となるまでの自伝漫画。藤本弘、安孫子素雄と言う二人の少年が、漫画にのめり込み、手塚治虫氏に憧れ、東京に出てトキワ荘で漫画家としての第一歩を踏み出すまでを描いている。NHKでドラマ化された。

題名に「道」が付いている通り、まさしく目標を持った二人が力を合わせて歩んだ苦難の道がそのまま描かれている。二人が同じ絵を描けた(同一の漫画中の同じ人物等を同一に描けた)と言う伝説は本当らしい。どうしてもトキワ荘(赤塚不二雄、石森章太郎等がいた)や手塚先生の話に目が行きがちだが、私の印象に残ったのは、地元の新聞社入社後(上京前)、先輩から定規を渡され、「直線を引いてみろ」と言われ、何本も引くが満足な線が引けず、自分の未熟さを悟るシーン。何事も足元を固める必要があると言う教訓だが、説教臭くなく、素直に頷けた。

そして、やはり手塚先生との係わりが気になる。本作によると、トキワ荘時代の手塚作品の中には、かなり藤子不二雄氏の筆が入っているようだ(手塚先生はまさに猫の手も借りたいくらいの忙しさだった)。この時の二人は夢心地だったろう。本作は勿論、藤子不二雄氏固有の物語であり、漫画と言う世界での話だが、青少年が夢を実現する過程の物語として普遍性を持っていると思う。漫画に興味のない方にも一読をお勧めしたい。
全ての漫画家を目指す方々のバイブルでしょう。 ★★★★☆
漫画家を目指す方には必読とも言える藤子先生の自伝的作品。

それにしても、上京して手塚先生に続く形で「トキワ荘」に集まった面々は後の漫画界の重鎮ばかり。
赤塚不二雄と石ノ森章太郎の両先生がコンビを組んでたことがあったなんて、この漫画で知った。

次々と起こる事件も、漫画を中心としながらも「青春ストーリー」として悪くなかった。
プロになった後に原稿を落とされたことがあったんですね・・・藤子先生ですらも。

みんなが売れっ子になって成功・成功ばかり・・・かと思いきや、トキワ荘で仲間たちのリーダーだった「テラさん」こと、寺田ヒロオが不遇なまま終わったというのが・・・何とも・・・。

どうもアシスタントを大量に雇って、大量生産していくという編集側の方式を寺田さんは受け入れられなかったことに端を発するらしい。
商業主義に対する反発・・・・。
「漫画は子供たちに読ませるに正しいものではなくてはいけない」
と考えていたという寺田ヒロオの主張は、決して間違ってはいないと思えるだけに一層、今の世の中にこそその「志」が受け継がれていて欲しいと思えてならない。
原点 ★★★★★
すべての原点に立ち返れる作品です。
読んでいると、自分の好きなものはなにか、目指しているものはなにか、
信じたものはなにか、ということに気づかされます。
マンガじゃなくても、なにかしらの夢を持っているすべての人におすすめです。
なんてまっすぐな ★★★★★
とにかく単純。
そして、その単純さを貫く情熱に打たれます。
こういうのをかっこいいと言うのだろうなぁ。