お釈迦様のお見舞い: 気づきと正知による覚りへの道
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パーリ経典の相応部六処篇『疾病経』(一)に基づいて、お釈迦様(ブッダ)が病気の弟子たちを見舞った際の冥想指導を学びます。この経典は、瞑想の初心者から、最終的な覚りの段階まで、私たちが学ぶべき冥想実践がコンパクトにまとめられたものであり、気づきを実践する大切さがよく理解できる内容となっています。冥想実践をする上での重要なポイントを私たちに伝えてくれます。
目次:
はじめに
1.時間の過ごし方
◇時間を過ごす kālam āgameyya
◇正念と正知 satiとsampajāna
◆冥想の手引 主観の割り込み
2.気づき
◇随観する Anupassati――サティの実践
◆冥想の手引 ①身随観 kāyānupassanā
◇煩悩を炙る Ātāpī
◆冥想の手引 貪欲と憂い Abhijjhādomanassa
◆冥想の手引 ②受随観 vedanānupassanā
◆冥想の手引 ③心随観 cittānupassanā
◆冥想の手引 ④法随観 dhammānupassanā
◆冥想の手引 無常随観・不浄観――サマーディ冥想法とヴィパッサナー冥想法
3.正知するとは
◆冥想の手引 正知 Sampajāna
4.「楽の感覚」の生起と「欲の随眠煩悩」の消滅
◆冥想の手引 Sukhā vedanāが現れた原因
◆冥想の手引 Sukhā vedanā随観法
5.「苦の感覚」の生起と「怒りの随眠煩悩」の消滅
◆冥想の手引 Dukkhā vedanāが現れた原因
◆冥想実践の手引 Dukkhā vedanā随観法
6.「不苦不楽の感覚」の生起と「無明」の消滅
◆冥想の手引 Adukkhamasukhā vedanā随観法
7.無執着
◆冥想の手引 感覚に入り込まない
◆冥想の手引 離れた気分で感覚を味わう
◆冥想の手引 解脱を目指す
8.覚り
◆冥想の手引 感覚に対する無執着