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親を老人ホームに入れるのはまだ早い?: 認知症になった親を自宅で看る方法

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
Amazon.co.jpで確認
2016年1月に内閣府が発表した情報によると、
2012年時点で65歳以上の認知症患者数は
462万人にのぼります。

さらに、認知症予備群ともいわれるMCI(軽度認知障害)の
約400万人を合わせると、その数は862万人になります。

つまり、65歳以上の高齢者の
約4人に1人が認知症、あるいは
その予備群ということになります。

とは言え、親が認知症になってしまうことを
望むような子供はいません。

そのため、親が認知症になることを
普段からは想像もしていないのが現状です。

しかしながら、平均寿命が延び続けている
現代社会においては、親の介護問題を
他人事で片づけることはできません。

長生きすればするほど
認知症になってしまう可能性は
どんどん高まっていくのです。

また一般の方が認知症という言葉を
耳にする機会は増えてきていますが
実際に親が認知症になった場合
「どのような対応を家族(主に子供)はとるべきか?」
ということまでは家族も考えていません。

そのため、親が認知症になったことで
「もう自宅では暮らせないのではないか?」
と冷静さを失ってしまう人は多いです。

実際、認知症になってしまうと
自宅で暮らすことができなくなるのでしょうか?

介護業界でも現場で働く職員は
「認知症ケア」の研修を受ける機会も増えていますが
介護をする家族が受けているケースはほとんどありません。

そのため、認知症の親に
どのように接すればよいかがわからずに
誤った関わり方をしているのが現状です。

しかしながら、認知症を患った親が
自宅で生活をしているときに
一番長く接するのは家族になります。

ですので、専門書や研修などで学ぶ
「認知症ケア」は介護現場で働く職員だけでなく
家族にとっても必要な内容であると
私は考えています。

実際、家族が「認知症ケア」を積極的に学ぶことで
確実に親の認知症の進行を遅らせることができます。

そうすることができれば、
親も住み慣れた自宅で
長く暮らせるようになるのではないのでしょうか。

ぜひ、本書の内容を参考になさってください。

【もくじ】
はじめに
第一章 増え続ける認知症高齢者
第一節 高齢者4人のうち1人が認知症になる時代に
第二節 認知症ともの忘れの違い
第三節 認知症といっても症状はさまざま
第二章 家族が親の自宅介護に限界を感じるとき
第一節 排泄介助が難しくなったとき
第二節 睡眠のリズムが崩れたとき
第三節 親が一人で過ごせなくなったとき
第三章 認知症の親に家族ができること
第一節 親らしさを知る
第二節 親の現状を受け入れる
第三節 親の不安を取り除く
第四節 親のペースに合わせてゆっくり関わる
第四章 家族が介護に限界を感じるまえに
第一節 相談できる仲間を作る
第二節 介護保険サービスを活用する
第三節 老人ホームに預けることも検討する
おわりに

【著者プロフィール】
山川仁(やまかわひとし)

1979年福岡生まれ。介護コーディネーター。

2004年に訪問介護事業所の新規立ち上げを行い管理者として勤務。仕事内容は「在宅生活で支援(介護)が必要な高齢者に対してホームヘルパーを派遣すること」であったが、老人ホーム選びで悩まれている家族(介護者)の相談も多数受ける。

そこで北九州市内の介護施設700軒以上の見学を実施。この経験を老人ホーム探しでお困りの方の支援に活用する。その後、2011年に在宅の介護サービスの導入から老人ホーム探しまで幅広く対応できる相談窓口「介護ぷらす」を開設。これまでで介護相談に対応した数は500件を超える。

こうした中、介護の現場では病気(脳こうそくや認知症)の症状に目が行くが、実際には「親と子供の人間関係のもつれ」が介護の問題を複雑にしていることを痛感する。こうしたことから、「相談者(子供)に介護サービスの利用を勧めていくだけでは、介護の問題は解決しない」という壁にぶち当たる。

そこで介護保険のことだけでなく、人間関係の修復に関する知識を書籍などから学び、相談業務に活用。そうすることで、過去に解決できなかったトラブルでも、必ず解決の糸口が見つかるようになる。

現在、これまでの経験を基に「高齢者が安心して生活できる社会をつくる」をミッションに掲げ、活動中。

☆公式サイト『介護をする家族のためのお悩み相談』
http://kazoku-care.com/wp/