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人間について (新潮文庫)

価格: ¥432
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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正直に言って、、、 ★★★☆☆
正直に言いますと、よくわかりませんでした。
声に出して文章を噛み砕きながら、ゆっくりと読みました。
それでも、よくわかりませんでした。
「超越性を超越する」とは一体どういうことなのでしょう?
私にはまだまだ不勉強でわかりません。
しかし、5ページに1回ぐらい、ひらめきの様にわかる時があります。
そのときの感覚がたまりません。
生きることについての疑問について、
何か答えをもらったような気がします。
もし、全ページの内容を理解できたなら、
どんなに素晴らしいでしょうか。
もう少し、他の実存主義の本を読んでから、
また挑戦したいと思います。その時までは星3つです。

実存主義については、サルトル本人著の実存主義とは何かがわかりやすかったです。
見かけは読みやすそうだけど難解 ★★★★☆
 半世紀も昔に流行した実存主義哲学についてのボーヴォワール女史の往年のエッセー。いまでも安価な文庫本で読み継がれているなんて、この国のお寒い出版の現況において、なかなか大変なことではないだろうか。改版されて活字が大きくなった、この機会に数十年ぶりに再読してみた。

 当時は、です・ます調で訳した青柳瑞穂の文章が哲学書にしては異例に読みやすいと感じられたものだが、じつは見かけほど薄っぺらな内容の本ではないので要注意。たぶん、ひまつぶしに寝ころがって読んで頭に入るものじゃないだろう。

 どうやら著者は、実存主義の観点から人間の存在と自由について、豊富な文学的引用をまじえつつ、簡潔に説いているようですが、私には難解だった。正直いって、思潮の変遷をしみじみ感じてしまった次第。
硬質な思考 ★★★★★
生きることに一切の迷い、妥協を許さないような精神を感じる。人生で何かに悩み、前も後ろもわからなくなったときに読むといいかも。自分の甘さを感じる。
 間違いなく名著だと思う。読んでも、頭がごちゃごちゃする類ではないと思うので気軽にてを出してもとくに問題はないと思う。量的にもたいしたことはないと思いますので。
ユマニテ(人間)は自分を選ぶことによってしか存在しない。 ★★★★★
女は女に生まれるのではなく女になるのだ(第二の性)、というのが、おそらくボーヴォワールの一番有名な言葉です。これを、人間は人間に生まれるのではなく人間になるのだ、と言い換えても、許されるのではないでしょうか? 「実存は本質に先立つ」。女性的なるもの、がまずあるのではなくて、それは個々の女性が獲得しなければならないあるものである。人間、も同じはずです。
本書は、かつて一世を風靡した実存主義の入門書としても読めると思います。

実存主義はヒューマニズムである、というと、どうにも現代思想の主流には逆行してしまいそうですが、人間が人間である以上、人間の死、と言うだけではすまない問題がありそうな気がします。「相対性理論」や「不完全性定理」などからの連想で、真理や正義は相対的なものだ、と考える人たちがいます。たとえばフーコーは<司牧者権力>というような問題提起をして、権力の裏面を暴いて見せました。それはその通りに違いありませんが、このような捉え方は、権力構造はいつでも逆転し得る、という相対面を強調しすぎる結果、現に存在している、たとえば国家権力のような圧倒的な権力を見えにくくしてしまう側面があります(サルトルには、「構造主義」は資本主義を守る最後の砦だ、と見えていたようです)。ーー実際、理想・正義は相対的なものだ、というような主張は、頭の中でいくら理解できても、たとえば現に存在しているイラク戦争に対して、どういう方向を示してくれるのでしょう? 

唯物論だけ観念論だけで世界を理解するには限界がある。「人間」に触れすぎた針への反動として「構造主義」が登場したとすれば、現在はむしろもう一度これを「人間」のほうに揺り戻す必要があるのではないか? 「超人」(人間の死後)を云々する前に、私たちはまず最後の「人間」を生きるべきではないか?

よくわからないかも・・・ ★★☆☆☆
ボーヴォワールの世界はとても独特だと思う。
『第二の性』が読みたいけれど、まずこっちから入るのは
間違った選択ではないと思うが、
こういう文になれない人は(私もだけれど)、
何度も分かるまで読む必要があるかも。