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カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

価格: ¥907
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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総合小説 ★★★★★
19世紀中期、無神論が横行する混乱期のロシア社会の中で、主人公の精神的支柱であった長老が亡くなる。

その直後、共通の愛人を巡る父と長兄との醜悪な争いのうちに或る事件が生じる。


罪とは何時生じるものなのでしょうか。刑事上において過ちを犯した時なのでしょうか、もしくは罪の認識がなされた時なのでしょうか。罪と対峙する時、人は何を思うのでしょうか…。


「僕が泣いているのは楽しいからで、悲しみのためじゃありませんよ。僕はみずからすすんで、みなに対して罪深い人間でありたいと望んでいるんです。ただ、うまく説明できないだけですよ。だって僕はそういう美や栄光をどうやって愛したらいいのか、わからないんですもの。僕はあらゆるものに対して罪深い人間でいいんだ、その代りみんなが僕を赦してくれますからね。これこそ楽園じゃありませんか。はたして僕が今いるところは、楽園じゃないでしょうか?」
特にキリスト教に縁ある人にオススメかも? ★★★★★
 清濁併せ呑むとは、この作品にこそふさわしい言葉でしょう!西洋的な神と人がテーマに
なっているので、キリスト教に縁遠い人には入り込みにくいところがあるみたいですね(私
は親が信者でした)。オウム事件などからきた宗教アレルギーのせいもあるのかもしれませ
んが、その辺を抜きにしてこの作品は語れないと思います。しかし様々な角度から語れても
しまうのがこの作品のすごい所です!
 
 新訳も出ていますが、私の特に好きなゾシマ長老の話の所(他のレビュアーさんの中で退
屈と書かれている方が何人かいるのが私には驚きでした!)は、こちらの訳の方が断然良い
と感じます(そこしか比較してませんが)!

 濁サイドは受け入れ難いかもしれませんが(私は濁サイドも好きですよ!)、清サイドの
ドストエフスキーの想像力の素晴らしさは、きっと?初詣に寺に行くようなクリスチャンに
も伝わると思います!
さすがは最高傑作 ★★★★★
史上最高峰との文学と言われるほど名高い、ドストエフスキーの最晩年の作品である。
その「謳い文句」に関わらず、私がこれまでの人生で最も感動した、うち震えるほどの感動をしたのがこの作品であった。
私は現在32歳であるが、『カラマーゾフの兄弟』は3回通読した程である。

淫蕩の限りを尽くす、父フォードル、自らを卑劣漢とまで称しながらも最も誇り高い長男ドミートリー、冷徹な哲学的見地に立つことで「カラマーゾフ的血縁」を憎みながらも生命の崇高さを誰よりも強く思う次男イワン、神学の道に身を置きながら俗世へ下りその後最も「カラマーゾフ的な性質」の現れが臭われた聖人アレクセイ。

この4人の「カラマーゾフ」によって物語は展開する。

神学的なモチーフがふんだんに用いられながらも、父フォードルの謎の死というプロットによって物語はサスペンス的なスピード感を持つことになり、これが読者を一気に惹き付けることになる。

直情的なドミートリーが最も怪しまれつつ、イワンの皮相な思想談義に動機が臭いそれを後押しするかのように登場する従僕スメルジャコフによるイワンの思想の極端化、どの兄とも決して疑わないアレクセイの愛と献身、これらが折り重なり、最終的には最も悲劇的な結末を迎えることになる。

一般にロシア文学は難関だというイメージがあるかと思われるが、私はそこらの娯楽小説を読むくらいなら時間をかけてでも『カラマーゾフの兄弟』を読むべきだと強く奨めたい。
面白い ★★★★★
 『カラマーゾフの兄弟』というと、「世界文学史上最高の傑作」などと言われる堅苦しくて長い小説、という印象があるかもしれない。「長い」というのはそうかもしれないが、決して「堅苦しい」ものではない。推理小説として読み進めていくこともできる。
 ただ、中巻のゾシマ長老の過去の話の部分はちょっと退屈で、せっかく大審問官の話ではまっていったのに、冷めてしまった感じがした。しかし、そこを超えると、どんどん話が加速していって、ページをめくる手が止まらなかった。
15〜20歳の青少年の教養小説 ★★★★★
20歳前後の青少年の悩みが色々な角度から語られている。青少年向けであって30歳超の読者には新鮮味は無いかもしれない。40台の筆者はそう感じる。15〜20歳の富裕層インテリ少年を読者として想定していると思う。