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罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

価格: ¥853
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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未来への希望 ★★★★★
僕は最初からずっとラスコーリニコフは自分に思考回路が似ていると思って読み進めた。それは誰にも心を許せない猜疑心だと思う。
最終的にラスコーリニコフは、何に救われたのか。それは生活のなかに未来を見れるようになったということ。そうそれだ。毎日の生活を送るなかで、未来を見たときに希望を見いだせること。その中に、ソーニャの果たした意義は大きい。ずっといてくれるということと、逆にずっといてあげるということ。これは重い責任であり、それこそが未来への希望だ。このつながりこそが未来への希望だと気付いたということにラスコーリニコフは救われた。
エンターテーメントとして秀逸、そして信仰の物語 ★★★★★
実に30年ぶりに読みなおしました。前回読んだのは高校生のときだったなぁ。

選ばれた非凡な人間、たとえばナポレオンのような人間はおのれの偉業のために、一方で種の存続のためにあるような平凡な人間を犠牲にすることは許される。
そういった思想にその若い偏執的な環境の中でとりつかれ、とうとう自分の偉業のために、人を殺めてしまう。

が、計画にはなかった老婆の妹を殺してしまったこと、また、殺人を犯したその行為そのもに対して動揺し、自分を保てなくなっていってしまう。

このラスコーリニコフの思想と動揺、自首してもなお罪を悔やむのではなく自首してしまった自分の弱さと思想のゆらぎを悔やんでいた彼が最後に変わっていくその姿が以前は不満でした。
高尚な思想に基づき行動したのに、なぜ逡巡してしまい悔恨してしまうのか、高校生の時は共感できにくかったことを思い出す。

この作品の面白さは卓越した一気に読ませるストーリーももちろんだが、それぞれの登場人物のいきいきとした描写、ペテルブルクの暑さまで伝わってくるリアルな風景であろう。
ラスコーリニコフの未熟な怒りや思想ももちろんだが、怪人スヴィドリガイロフ、自首を勧めるポルフィーリイ、今でも近所にいそうな家主やカテリーナ、そしてソーニャや妹のドーニャ、中でもポルフィーリイとの犯罪がばれそうなぎりぎりの会話、カテリーナの狂信的なふるまい、スヴィドリガイロフのドーニャに対する愛と絶望、この生き生きとした人々の行動が我々を惹きつける。

これら周辺の人物の魅力と、青年の屈折した追い込まれた思想、その悔恨と再生。
ソーニャはなぜあそこまで身を呈して自分を大事にしないひとりよがりなラスコーリニコフについていったのか?
愛というよりは献身であろう。ここの流れは現代の我々には理解に苦しむところがあるし、最後に愛がすべてを救ってしまうのはなんだがご都合主義的なにおいもして、素直には受け入れ難いが、全編に通じて感じるドストエフスキーの人への興味と時代の批判を味わえる傑作である。

ノンストップなエンターテーメント、永遠の傑作。

読むたびに違う視点、考え方が見えるんですね。。 ★★★★☆
久々に少し読み返して見ると、高校生の頃に読んだ印象と全く違う事に驚きました。あの頃は単純に当時かっこいいと思っていたスーパーモデルがドストエフスキーを愛読していると知り、感化され読んでみたもの、主人公のラスコーリニコフの壮絶なる苦悩と葛藤、敏腕予審判事のポルフィーリィとの壮絶な心理戦と頭脳戦に心身ともに疲れました。ラスコーリニコフの考え方にこっちまで発狂しそうになりました。。若かったからでしょう、今は冷静に受け止める事が出来ます。やはり、考えすぎるのは良くない。。ですね。
毎回読む度に考え方が変わってくる ★★★★★
お話は婆さんを殺した方が有益と考えて婆さんを殺したら婆さんの娘に見られて無益な娘までも殺してしまって葛藤に悩まされると言うお話なんですが毎回読むと自分で感じる考え方や背景などが段々変わって行って読む度に引き付けられて行くと言う不思議な物語です。最初に読んだのが四年前。久々に読みたくなったので購入することに。
最後に長く引っ張ってた伏線が最後に解った時はすっきりします。
読む時はお金の単価を調べてから読んだ方が良いかもしれません^^
人間の精神の内奥 ★★★★★
ドストエフスキーの代表作であり、その特徴である精神の葛藤の描写が存分に味わえる作品です。
人間の罪と罰、そして愛。自分自身、読みながら多いに考えるところがありました。

最近の小説などは「軽く」てお手軽に読めるものが多いが、しばらくするとその内容を忘れてしまうようなものが多い気がします。
ドストエフスキーの本は、非常に重厚感があり、面白いのになかなか進んでいかないという読み応え十分な本ですね。
最近の本に物足りなさを感じている人は是非読んでみていただきたいです。

工藤精一郎の訳がまた良いんですよ。
きまぐれ堂 ★★★★★
これから読む方は絶対人物の名前をメモった方が良いです!物語が長いので「この人誰!?」ってなりますから。(‥私だけ?)偏屈で自意識過剰な主人公ラスコーリニコフ。不安な精神状態や、罪の意識にさいなまれ追い詰められている状態などなど、重くて濃い内容ですが、強烈に惹きつけられます。そんな主人公と、天使のように清らかで純真な自己犠牲のソーニャとの絡みが大好きです。最初の十数ページを越えるとどんどん読むのをやめらなくなると思います♪
A慶堂 ★★★★☆
上下巻。海外の長編文学は、「読み方のポイント」が分からないとしんどいと思うので、その辺を少しだけ。一つは、主人公が選ばれた人間は小さな罪の一つや二つ犯してもいいのだという独自の理論を拠り所に強盗殺人を犯すその心のありよう。二つ目は、そんな彼が、敬虔なキリスト教徒でありながら娼婦に身をやつすソーニャと出会い、葛藤する点。三つ目は、それでも自らの罪を認めない主人公が、最後の最後にソーニャのキリスト教的精神に感化され、自らの罪を自覚し罰を受け入れる点。四つ目は、主人公に疑いを持つ判事とのぎりぎりのやり取りが繰り広げられるミステリ的要素。大体その辺を注意していれば、あとは読み飛ばしてもいいのでは?
本屋(だけではない)のはしご ★★★★★
ずっと前に上下巻揃えて、つん読状態でした。で、また読み始めて、1週間位前に完読しました。主人公と予審判事のやり取りはもうドキドキしながら読んでました。引き込まれまくって時間が経つのを忘れて、夢中になってしまいました。純文学の面白さを体感できた作品です。
☆☆山七幸芸堂☆☆ ★★★★☆
世のため人のため殺したはずだった。これほどの恐怖のオマケつきとは・・・。(上下2巻)p(^^)q
pink-cadillac ★★★☆☆
これです、この表紙です。学校の図書室にあったのは。で、これが社会科の岡本先生(まだ生きてるかな)のお勧めの痩せる一冊。どんなサプリメントを喰い捲っても、あの、ニュートリヘヴィをどんなに大量に胃に詰め込んでも、食事そのものが自然の法則に反してると無意味どころか次の世代にも迷惑。この本はベクニス過激下剤ハーブティほど強力ではありませんが、岡本先生は学生時代この本を全部読んで一週間まともに飯が喰えなかったと云ってました。上下巻あわせて1360円。この金額でダイエットできるなら・・・但し、入院中だとか病で伏っている時は熟読禁止です。かなり強烈な内容なので、生きることを大切にできる人に どうぞ・・

かえる書店 ★★★☆☆
ロシアが産んだ巨大な熱。圧倒的なテンションで迫るその文章は、読むものを引きずりこんで放しません。
Easy Company ★★★★☆
一の微細な悪は百の善行に取って変わる。強烈なキャラクター、サスペンス、ミステリー、恋愛あらゆる要素が巧みに絡み合う。人生に一度は読みたい。詳しい注釈付の岩波版がおすすめ。
厳選!100冊 ★★★☆☆
過去すべての年で100冊に選ばれている名作。【996ポイント:1位タイ】
ほっとする館 ★★★★☆
刑事コロンボのルーツがここにあるとは知らなかった。自分を特別の存在とする小心者の主人公。多くの人物が登場しますが、おさえておくのは、ラスコーリニコフ・ポルフィーリィ・ソーニャの三人。ミステリーの大作です。プレゼンターはきたろう氏でした。
田目屋 ★★☆☆☆
名作中の名作。といわれているが、余はそれほど面白いとも、感銘的とも思わなかった。ドストエーフスキーの長編はすべてそうであるが、回りくどくて疲れる。とくに罪と罰は疲れる。
素敵な本に出会ってきました ★★★★★
 物語の初めのほうで主人公ラスコーフニコフの見る夢 ~老いさらばえたやせ馬が馬車に引かれ、もう動けもしないのに飼主に鞭で打たれ続けます。そこに野次馬や止めに入ろうとする人たちが集まってきます。やせ馬は必死にもがいた挙句、死ぬ寸前で”躓く”のです。止めに入った人たちでさえもそれを見て思わず笑ってしまいます。
 なぜ、こんな夢を挿入をしたのかは理解できませんが、”美しいものが躓くと笑いが起こる”というのがドストエフスキーのライフテーマの一つだったのではないでしょうか。そしてこのテーマは
『白痴』のムイシュキン伯爵、
『悪霊』のスタヴローギンとリーザの一夜、
『カラマゾーフの兄弟』のゾシマ長老の遺体からの悪臭、
へとつながっていると私は勝手に思っています。
国語力を上げよう店 ★★★★★
学生の主人公ラスコーリニコフは ナポレオンのような偉大な人間は、人類史にかかわる大きな運命のためには人を殺してもよいという理屈を勝手に作り上げ、金貸しの老婆と偶然そこに居合わせた老婆の妹を殺してしまいます。
ラスコーリニコフは「偉大な人間はたとえ平凡な人間を殺しても大きな善をなせば許される特別な人間である」と信じているわけです。
一方、自分が犯した罪の大きさに悩んでしまいます。
乗り越えられない。自分は罪の意識におびえてしまう。
偉大な人ではなかったのだという無力感。
罪と罰に出てくる登場人物は異常で、特徴がありすぎます。彼らはよく喋るし、叫ぶし、感情的です。まるで舞台の劇を見ているようです。
これほど特徴的な人達をうまく本の中で料理しているドストエフスキーの凄さを感じます。

大根屋 ★★★★☆
実は高校生くらいで読むと、じんわり理解できて良いのです。
大根屋 ★★★★☆
実は高校生くらいで読むと、じんわり理解できて良いのです。
有意義な時の流れ ★★★☆☆
最近ドストエフスキーにはまってます。カラマーゾフ兄弟のほうが読みやすいと感じます。青年の罪への自覚、思想など興味深い作品です。
月の光書店 ★★★★★
神経がぐわんぐわんと揺さぶられる唯一の本でした。殺人を犯したことで精神が崩壊してしまう主人公の心情を緻密に描いています。ミステリーでもあり、哲学的でもあり、ラブストーリーでもありロシアの風俗を描いてもいる。ものすごく内容の濃い作品。
徒然本舗 ★★★☆☆
「世のため人のためにぼくは老婆を殺した。これほどの恐怖がついてくるとは・・・・・」Byラスコーリニコフ。
新潮文庫。海外物オトナになったら読みたいドストエフスキーから有名な一冊。自分のしたことは正しいことなのか?人生にはそんな分岐点がたくさんある。
オレンジ書店 ★★★★★
主人公にとって、ひとりの女性がどんなに大きな存在となったか!ラストは無宗教な私も厳かな気持ちになりました。
【内容】人を殺めた苦学生・ラスコーリニコフ。それは計画的で、彼は悪いことではないと信じていたが、次第に罪の意識におびえ、不安に飲みこまれてゆく。偶然、娼婦・ソーニャと出会った彼は、彼女の神聖でゆるぎない愛に打たれ、自らの罪と向き合う。●この愛は、なんでしょう、すごいです。男女間の愛を超越していることは間違いないです。神の愛? 最も広く最も深い愛ではないか、と思ったりします。
twink-books ★★★★★
大好き。とにかく面白い。長い小説なんでしょう?と思っていたのがうその様にぐんぐん読んでしまいました。素晴らしい小説です。
文芸小舎 ★★★★★
あの高利貸しの老婆を殺害することは善である。「元大学生」の主人公はそう考え、決行する。物語はそこから始まり、主人公は自分自身の弱さと格闘し続ける。何がすごいといって、著者の人間に対する理解度。色んな立場の人物が登場するんだけれど、作者がそういう人物の行為を説明する時、読んでいる側は自分の正体を説明されてしまったような気恥ずかしさを感じてしまう。劇場でお芝居を観ているようなオーバーアクション、大げさなセリフ回しであるにもかかわらず、これだけ評価が高いのは、つまりそういうことなのでしょう。
書店でこい ★★★★★
外国文学ってすげぇ!と思った作品。ドストエフスキーて人間のマイナス面や、その心理描写が本当にうまいです。また最後にちゃんと「救い」みたいな物を持ってくるところもいいです。初めて読むならこれをお薦めします。
前衛堂 ★★★☆☆
 「ナポレオンになりたかった」云々・・・ のところでは、ひとつ思い起こしたことが・・・ 「一人殺せば悪党だが、百万人殺せば英雄だ」 チャップリンの「殺人狂時代」という映画での言葉ですな。 ドストエフスキーがこれと同じ事言いたかったかどうかは、 つむたくには分からないままだったのですが・・・(^_^;)  
ももぞう君とピーコちゃん ★★★☆☆
ドストエフスキーの名作です。当時の生活や貨幣価値、世情が分からなければ、読むだけで辛いですが知識があればなかなか読み応えのある作品です。
シーラカンス ★★★★★
おもしろかったです。主人公に興味が引かれます。非常に真剣な人物なのかもしれません。この主人公が,この人にはどういう言葉を言うんだろうとか,思ったりします。
まーちゃんのラブBOOK ★★★★★
「上下巻!?ロシア文学!?まぁ、無理無理!」私もそうでした。(笑) でも活字初心者だった私が一週間で読み終えちゃいました。その話の重さ、背景・・・まさにロシア文学なんですが、内容は面白い。読まずにはいられない。先が気になって気になって!! 私が本好きになるきっかけを作ってくれた本でした。
寂しがりの猫屋 ★★★★☆
引き込まれます。超貧乏元大学生ラスコーリニコフは教養ある知能の高い青年であるが、環境の悪化から精神が犯されてしまう。彼は金貸しの汚いばあさんを殺害、目撃していた気の良いその妹をも殺害してしまう。そして彼は正気と狂気の振幅の狭間で苦しむのだが・・・
MAGIC☆文庫のお店 ★★★☆☆
上巻はなんとか読み終えましたが、貧乏、友達と呼べる人もいない、人を殺してしまった・・・Deep過ぎて挫折しました。いつの日かもう1度読みたいです。
かっぱ書店 ★★★☆☆
野田秀樹が送る「贋作・罪と罰」
思考と直観 ★★★★☆
罪悪感について、客観的視点をもつきっかけになるかもしれない書。
思考と直観 ★★★★☆
罪悪感について、客観的視点をもつきっかけになるかもしれない書。
躁猫堂 ★★★★★
世界文学全集で読みました。
貧乏な頭の良い学生ラスコーリニコフ、若い青年ならではの自尊心による犯罪の哲学。そんな難しいテーマについてはなにも私が説明してもしょうがないと思うので・・・。金貸婆さんを殺してからのラスコーリニコフの精神の乱れ、病に犯されっぷりは、風邪ひいて熱だして休んでる時に読むとハマります。ますます熱が上昇しそうだけど、その分長く休めるのでそれもありかと。面白いです。
森の本屋さん ★★★★★
私が高校生の時初めて読んだドストエフスキー作品です。主人公のラスコリーニコフが老婆を殺すシーンが生々しく、もの凄い衝撃を受けたのを覚えています。たとえ人を殺しても(悪いことをしても)その奪った金(モノ)が世の中のためになるのなら償われるといった独自の哲学により、罪を犯す主人公。しかし予定外の殺人の発生によって罪の意識に苦しめられることになる。罰とは、罪の償いのために下されるものではなく、罪を犯した瞬間から始まっているのかもしれません。
鏡のない試着室 ★★★☆☆
ジャンルはロシア文学。上下巻あり。評価するには恐れ多い。正直言うと、さっぱり感動しなかったし、文豪のメッセージが何なのかさえ分からなかった。すいません。お役に立てなくて。ただ形式面で言えば、構成の点ではかなり緻密。(その意味では紙に登場人物の名前だけ書き出して相関関係を描いた方がいい。実際僕はそうした。)それから、登場人物もそれぞれ異なった独特の価値観、あまりにもかけ離れた価値観を持っていた。このような人物設定を何故、意図的にする必要があったのか?…凡人の僕にはその意図が計り知れない。とはいえ、犯罪者の心理面の描写は実によくできている。これには感心した。しかし、読後に「だから、何が言いたかったの?」と自問自答したくなるほど、文豪のメッセージは定かでない。答えに窮する。「人を殺すな」という単純なメッセージではないと思うが、あるはずの深遠なメッセージが汲み取れなかった。いや、汲み取れないものを出した文豪も悪い。判定→あえて読む価値なし!(ドストエフスキーさん理解が及ばなくてスイマセン)
Books 暇つぶし ★★☆☆☆
罪を犯した主人公が罪を犯した罰を受けるまでの過程を描いた小説です。僕は主人公の苦悩が優柔不断に見えてしまい、あまり入り込めませんでした。
偽善者自己満足書店 ★★★★★
上下巻。人間は規範を自由に乗り越えられる者とそうでない者に区別されるといった理論から金貸しの老婆を殺す貧乏大学生ラスコーリニコフの魂の遍歴。この作家を読むことはひとつの「体験」だと言われています。今まで読んできた小説はなんだったの?と思わせるほど衝撃的で圧倒的に面白く、心をえぐるからです。本書は圧巻の心理描写、魅力的なキャラクターがすばらしく、サスペンスものとしても楽しめます(本物のサスペンスとかに慣れきった人にはそういう点では物足りないかも。しかし、こっちがそれらの元ネタです!)。本書はタイトル知ってるだけじゃ本当にもったいない!
ガンマンは人を信じるな ★★★★★
人の心は変わるものなのかなあっていうことで辻褄を合わせてしまいました。下巻も推薦ですよ。
女王様の寝床 ★★★★☆
【小説・文庫】やっぱりドストエフスキーは読みやすいし面白いですわ!読んでるとその世界にぐいぐい引き込まれていく。貧しい人々の生活と事件がホントに地に足がついた文章で描き出され、彼らの心の内も善良な部分、怠惰な部分、醜悪な部分までえぐるように描かれてます。特にマルメラードフの娘が家族の窮状を見かねて身を売りに行くのに、父がそれを酒代に換えてしまうくだりは思わず涙が出そうになっちゃいましたわ。
さくらだんごな夢みる本屋さん ★★★★★
貧しい大学生ラスコーリニコフ(貧しい大学生という点は、私も同じかな(^-^;  )は、独自の犯罪哲学により金持ちの老婆を殺害し金を奪うことを決意 老婆宅に侵入し、思いがけず第二の殺人まで犯すことに・・・ さすがドストエフスキーと唸らされる名著 でも、ロシア人の名前のわかりにくさときたら苦労します・・・ 
世にも微妙な本屋さん・・・ ★★★☆☆
なかなか面白かった。
本屋(仮) ★★★★☆
下巻も頑張って読もう。
Thooooooory!!! ★★★★★
ドスト氏の代表作。より大きな徳の為に人を殺してもよいのかとの思いの元に金貸し老婆殺しをする主人公。その状況描写は臨場感に溢れ、かなり怖いです。その後、主人公は自分の罪を超えられず苦悩しますが、ソーニャの宗教的強さとマリア的優しさ(愛)によって、殺人者のかたくなな心もしだいにとけ、遂に心から救われます。一連の心理描写には思わず引き込まれるものがあります。初めて読んだのは高校生の時でしたが、ロシア小説特有の人の名前になじめずただひたすら気合で字ずらを追っていたところ後半に進むにつれどんどん引き込まれた記憶があったのですが、再読した今回は、聖書を背景とした奥深い思想が感じられ読む時によってまったく違った印象を持ちました。聖書を読んでからまたいつか読んでみようと思います。ぜひ皆様にも再読、多読してほしい本です。
provisions ★★★★☆
名前は聞いたことあると思う。殺人を犯した主人公の、心の葛藤というか衰弱というか、主義主張を持っている分、それが如実に表れていていい!でも、昔の文学だからけっこう難しいとこアリ。
吉田書店 ★★★★☆
本来、人間の罪は他人によって罰せられるものではありません。さて、では何によって罰せられるのでしょうか?
風来店 ★★★★☆
これを知らない奴は社会人じゃないと言えるくらいの大作。著者自身あまり幸福じゃなかったから、なおさらすごいと感じられる
タマの名作劇場 ★★★★☆
主人公は独自の犯罪哲学を持っているのですけど、結局特別な人間でありたいが為の方便なんです。現代における犯罪者とシンクロするような…。主人公は全編に渡って神経衰弱気味。人間の犯してはいけなかった罪に悩まされながら、どこか若者らしさを失っていない彼に、共感する人も多いはず。
SF大好き! ★★★★☆
このわからなさがしびれますね。け、結局どうすればいいのじゃ~!と言う気持ちになった。だから何度も読んじゃう。つぼにはまった。
みそのほんや ★★★★☆
ドストエフスキー初体験はこれ。
確か新潮文庫夏の100冊とかいうのがきっかけで読んだような気がします。
ぼくと同じく、この小説ではじめてドストエフスキーを読んだ方も多いのでは?

ラスコーリニコフとボルフィーリイの対決は推理小説を読んでるかのように進む。
刑事コロンボ、もしくは古畑任三郎のようなシーンであり、この本がもとネタになっているらしい。
それゆえに、もとネタになっている事に対してリスペクトはしていますが、今の時代――推理小説全盛の時代――から見ると、いささか新鮮味が失われてしまっているような気がする。
まあ、そんな風に評価してしまうのはアンフェアな気もしますが・・・・。

ラストの展開に個人的にピンとこないためドストエフスキーの他作品より評価が低めとなっていますが、我ながらかなり偏見が入っていると思います。
というわけでいろいろ文句を言ってしまったけど、最初に読むのに最適な一冊としておすすめです。
のんびり気ままに。 ★★★★☆
《ПРЕСТУПЛЕНИЕ И НАКАЗАНИЕ》
高利貸しの老婆とそこで一緒に暮らす娘を殺してしまうところから物語は始まります。自分を自ら罰することはできません。
映画(ロシアのやつです)は白黒長編でしかも何か暗ぁ~い雰囲気。小説読んでない人が見たら確実に途中で妥協しそうな映画です。例によってラスコーリニコフは苦悩しっぱなし。ラストは小説にあるエピローグはありません。何かラストはそっけない感じがしました。でも小説に忠実なので面白かったよ。