どうしてあなたの生徒指導はうまくいかないのか?: ~現場では誰も教えてくれなかった根本原因~
価格: ¥0
(本書は中学校教員を想定した内容となっています)
教員の世界は優しいようで、全然優しくない。こうやったらうまくいくということさえアドバイスをしないことは日常茶飯事。わかりきっているのに失敗させる。
どうしてなのかと言えば、アドバイスが「嫌がらせ」「ダメ出し」と捉えられて敵を増やすことになりかねないから。そうするくらいなら何も言わないほうが得策だと考えてしまいます。それくらい教員の世界はアドバイスが個人攻撃と捉えやすいという微妙な世界なんです。
そうしたことがあるので若手が育たない構図がいとも簡単に出来上がってしまいます。
本書は2014年3月末より開始したブログ「t-labo(中学校教師の支援サイト)」を元にその一部をまとめたものです。ですので、この本が価値があるかどうかは、ブログを見て判断してください。そして、ブログの内容を見て満足したら本書を読んでいただく必要はありません。
「もっとまとまったものが読みたい」と考える方もいるかと思ったので、今回、「生徒指導がうまくいかない理由」を中心にまとめました。思う以上に生徒指導の根本を勘違いしている方がいます。生徒指導は怒鳴る必要なんてありません。だったら何が必要なのか、それがないと実はうまくいきません。答えはブログか、本書でお確かめください。
教員生活10年を超えて、色々経験をし、ブログで350を超える多くの質問を受けながら考えを深めたものを込めました。内容はブログに書いてあるものとほとんど同じですから、お金を書けたくない方はブログを読んでもらえると十分です。
本書は1冊目の作品です。
はじめに
どうしてあなたの生徒指導はうまくいかないのか?
~現場では誰も教えてくれなかった根本原因~
実は人間関係が全てだった
言い訳という最凶の武器
人間として尊敬できない
うまくいかない人は学級でも職員室でもうまくいかない
解決方法や解決した状態が見えていない
人間関係って何ですか?
攻撃型生徒指導と対話型生徒指導
人間関係を作るってどういうことですか?
勝ち負けの尺度を飛び越える意味
人間関係で大事なのは、相手にしゃべらせること
問題行動は生徒の欲求の現れ
どんな問題行動でも理解は示せる
生徒指導がうまくいくためには
実は、教師自身が理解されたい欲求が慢性的に満たされていない
なめられてはいけない、という恐怖を克服する
相手からではなく自分からやること
言い訳をやめること
終わりに