＊本作は去勢及び強制性転換の場面がありますが、主人公の少年に対する調教は、それを含みません。
　女装の強要とマゾヒストとして性的快感を覚える事への喜びを精神と身体に刻む事をメインとしています。

　経営の傾いた工場を有する実家、そこが拵えた借金、そのカタとして身柄を拘束された美少年・静は、闇に包まれた部屋で目を覚ます。
　静が意識を回復したのを確認した債権者――貴音は、彼に命令への絶対服従を強要する。何でも彼女は美少年を美少女にするのを趣味としており、今回その対象に選ばれたのは彼だと言う。
　いきなり一方的な要求を突きつけられた静は戸惑いを露にするが、そんな彼に追い打ちをかけるように、貴音は忠実な従者である水無月にあるものを用意させる。
　それはホルマリン漬けにされた元美少年のペニスであった。
　何でも、言う事を聞かなかったその美少年に腹を立てた貴音が、根元からそれをバッサリとチョン切らせたのだ、という。
　あまりと言えばあまりの仕打ちに、静は戦慄を覚えるが、ペニスを切り取られた少年の末路――自慰で射精する事すらできなくなり、性欲を持て余した彼は、自ら睾丸摘出を願い出て、女の子になったという話を聴かされ、その証拠となる写真を見せられ、余計に恐怖を覚える。
　こうなりたくなければ、命令には絶対に従うようにと告げる貴音に、逆らう気力さえ奪われた静は、用意されたセーラー服と女性物の下着、そしてウィッグを身に着け、女の子らしい外観を整える。
　ぱっと見た感じでは、女の子にしか思えなくなった静に対する調教を、貴音は早速開始する。
　静を仰臥させた貴音は、革靴で股間の膨らみを遠慮なく踏みつけ、二度と使いものにならないように、踏み潰されたくなければ、奴隷として奉仕する事を誓い、おねだりの言葉を言え、と告げる。
　徐々に股間に対する圧迫感を強められ、大切な部分を壊死させられるのではないか、という恐怖に駆られた静は、奴隷契約を慌てて交わし、射精できるように、優しく踏んで欲しいとおねだりをする。
　その降伏宣言を聴いた貴音は、高笑いと共にそれを了承し、革靴を脱ぎ、靴下越しに静のペニスを愛撫してやる。
　異性に踏まれながら射精する事に、静は強い屈辱感を覚えるが、同時にこれまで感じた事のない気分を覚え、程なくして下着の中にぶちまけてしまう。
　恍惚感に浸る静であるが、それをのんびりと楽しむ余裕はなかった。
　続いて、尻穴でイク時の感覚を教えてやると告げた貴音が、媚薬混じりのアナルローションを浣腸器で直腸に注入してきたからである。
　尻穴におぞましい異物を注ぎ込まれる感覚に、静は身悶えるが、ゴム手袋をはめた貴音に、前立腺を何度も刺激されるうちに、感じてきてしまい、あそこはガチガチに膨らんでしまう。
　勃起しても尚、皮かむりのままのペニスを嘲笑された静は、快感と羞恥心に翻弄されるが、前立腺をグリグリと刺激されながら、包皮を強引に剥かれると、得も言われぬ感覚に襲われ、二度目の射精を遂げてしまう。
「遊び甲斐のあるオモチャ」だと認定された事で、去勢及び性転換手術は免れた静であったが、それは当面の破局を免れただけで、何の救いにもなっていなかった。
　薄幸の美少年が堕ちていく様を描いた調教劇がここに始まる！