＊本作では強制性転換や去勢の場面はありますが、主人公の少年に対しそれが実施される事はありません。
　あくまで女の子扱いされながら、マゾ化調教をされるだけに留まります。

　悪夢の夜から一晩明けた後、静は恐怖と共に目を覚ます。
　昨日貴音から見せつけられた、去勢及び強制性転換の様子を記した写真が脳裏に色濃く刻まれた結果、静は現実と判別がつかないような、強烈な夢を見た――正確に言えば、見せられたからである。
　目覚めと共に、自分が虜囚となったという事実を意識させられ、沈痛な気分を味わう静のところに、貴音が従者である水無月を伴い姿を見せる。
　朝からテンションが高い状態にある貴音は、静の身体を拘束した上で、あそこが元気になる薬の注射を行う。
　何でも貴音曰く、珍核（ペニクリス）の型取りをして、世界で唯一の、オリジナリティ溢れるディルドとかバイヴが作りたいのだ、という。
　制作された大人の玩具で、責められたり自慰を強要されるのは、間違いなく自分だと理解している静は、嫌がって暴れるが、水無月に身体をがっちりと押さえつけられ、逃げる事さえできなくなる。
　せめてもの情けとして、あそこではなく腰に媚薬注射を打たれた静であるが、それはたちまち効果を発揮して、その部分は鋼の如き硬さを有するようになる。
　あまりの変化に、静はあそこが破裂して、その中から不気味な異星人が顔を出すのではないか、という錯覚に囚われるが、このぐらいでないと上手に型取りができないと、貴音はご満悦になる。
　ペニスを無理矢理勃起させられた上、黒革製の褌――男性用貞操帯を穿かされた静は、それで陰茎の根元をギリギリと締め付けられ、苦痛に悶える。
　死さえ意識させられる責め苦の中、パンパンに膨らんだあそこの型取りをされた静は、奇妙な法悦を覚える。自身にも自覚のなかった、マゾとしての素質が開花したのだ。
　耐え難い苦痛の中で、別の世界への扉を開いた静は、そのまま気を喪う。
　そんな静を視た貴音は、もっともっとこの子をいじめたいという欲求に駆られ、彼のあそこが壊死する前に、男性用貞操帯を外してやる。
　そしてその上で、あそこに可愛らしいリボンを結び、蹴りを入れて射精させる。
　あたかも磁石のように結びついた主従は、離れがたいものを感じつつ、性的絶頂を極めるのだった。