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美人インストラクタアⅠ【煉獄の聖女】 由紀かほるオリジナル・コレクション

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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Amazonキンドル版、由紀かほるオリジナル・コレクション第1弾。オリジナルは「美人教官 (上) 午前0時の俘囚 」(アップルノベルズ刊)。本シリーズはオリジナルを出来るだけ忠実に再現する主旨で、ごく僅かな加筆修正を行った決定版。480枚。紙媒体時代の由紀かほるの一つの頂点をなす作品として人気を博した。続く「美人インストラクタア2 【至高の隷女】」の2冊完結。《立ち読み》
首からかけたロープはバストの中央から左右に分けられ、所謂《亀甲縛り》と呼ばれる王道の形で準ミス・ユニバースの裸身に喰い込まされてきた。
 ロープがちょうど亀の甲羅の形を描くのでそう呼ばれているらしかった。
 両手は後ろ手に縛られ、さらに白いTバックの小高いまろやかな頂きにも、中央を押し割られる形でロープが隠れるほど深く喰い込まされてきた。
 宮沢はさらに新たなロープを手にして、バストの上下にも四重に重ねながら、しっかりと喰い込ませてきた。
 普通はせいぜい二重か三重だ。
 が、特大の亜沙美のバストには、四重でちょうどバランスがとれる、という宮沢の判断だった。
 その上下八重のロープには、微塵の緩みもなかった。
 まるでプレス機に挟まれたようなバストは、豊満なふくらみをギュッと圧迫されながらも、そこには痛々しさを感じさせるものはまるでなく、二つの弾力に満ちた下端は、堂々とロープを押し返そうとさえしていた。
 カメラのストロボを浴びせかけられながら、亜沙美は苦悶するように胸を大きく喘がせていた。
 わずかの妥協もなく緊縛された全身のロープは、ちょっとでも身体を動かすと、脇腹や、股間や、胸もとなどヘギシギシと音を立てて、文字通り肉を食むようにして、容赦なくより深いところまで喰い込んでくるのだった。
「自分でよく見るといい」
 宮沢は亜沙美の屑を把んで後ろ向きにした。
 !―
 背後の壁一面にはめ込まれた鏡を見て、亜沙美はハッと頬を引き攣らせていた。
 今回、愛子のマンションで偶然見た雑誌の中の、グラビアに載った女たちの緊縛姿が脳裡をかすめた。
 あのとき、自分が縛られた姿を無意識に想像したものだった。
 それが今、現実となったのだ。
 ああっ―
 亜沙美は溜息とともに身をよじった。
これがもはや空想の中ではなく現実であることを、自分の眼でもたしかめたことによって、云い知れぬ敗北感と屈辱感が、甘い悲しみとなって亜沙美の全身を染め抜いてきたのだった。
 それは見てはいけないもの、見たら取り返しのつかないものを目の当たりにするときの心境と同じだった。
「貌をそむけるんじゃないぞ。よく見るんだ、ほら」
 ハウッ―
 呼吸までが苦しさに、止まりそうになっていた。
 髪をグイッと引っぱられた亜沙美は、眉をひそめながら、うるんだ眼で鏡に写った自分の裸身を見つめた。
 雑誌のグラビアを見て想像したのとは、比べものにならぬ羞かしさと衝撃が、五体を突き抜けてきた。
 白い滑らかな肌に峻厳なまでに喰い込んで、心身を支配しようとしてくるロープは、高級な由緒ある家屋を覆う蔦のようだった。
 それは抵抗はもちろん、逃げ隠れさえ許そうとはしなかった。
 このロープの前では、類い稀なプロポーションも、優美な貌立ちも、そして知性や品性、さらには誇りさえその機能を奪われている感じだった。
 このとき亜沙美自身は思い至らなかったが、この場を支配する圧倒的な昂りと欲情のうねりを巻き起こしたのは、グラビアに登場していた素人の《奴隷志願者》や、カラー頁のプロのモデルなどとは桁違いに高いランクにある、華麗で豊艶なプロポーションのせいだった。
 しかも、最後に残ったままの白いTバックの存在が、亜沙美にはかえって気羞かしさを煽ってくるのだった。
 今日《調教》を受ける覚悟で、わざわざお酒落で、尚かつ大胆でセクシーなTバックを選んできたのだ。
 もちろん、そのときになればすぐに脱ぐものだと思っていた。
 それが緊縛されても残されていた。
 下腹のへアや花唇をムキ出しにされるよりはいい―
 と思うのは、経験のない者の云い草に過ぎない。
 素裸になれば、逆に開き直り、かえって解放的になれるものなのだ。
 それが一枚のTバックによって妨げられていた。
 しかも、そのTバックはマンションを出るときから履いていたものだ。
 その分だけより濃厚に日常を引きずっているということになる。
 今男たちの前で裸に剥かれ、緊縛され、股間まで割られているのは、決して別の人間ではなかった。
 間違いなく準ミス・ユニバースに輝き、インストラクターとして活飽している最高のオナベット・タレント田島亜沙美であるという刻印と証―それが半分がレースになった、シルク製の白いTバックだった。
 美麗な気品の息づく眉をひそめたまま、亜沙美はじっと自分の恥辱の姿態を凝視していた。
 その裸身のあまりの新鮮な張りと華麗さに、しばらくは畏れ多くて、ただ傍観していた男たちも、今ようやく押さえ難い興奮に衝き動かされて、身をすり寄せてきた。
 亜沙美はいよいよすすり泣くように、呼吸を乱しはじめていた。
 男たちの昂った欲情を肌で感じることで、全身を甘美なざわめきが駈け抜けてくるのだった。
 恐ろしいことだった。
 が、もう逃れられないのだ。
 逃れることを許さない緊縛のロープが、その快美のさざ波を一段とかき立てていくのだ。
 後ろ手に縛られた両手を、亜沙美はギュッと握りしめた。
 張りつめたバストが、上下八本のロープを押しのけるようにして、一段と張り出していくのがハッキリとわかる。
 ことに尖端の乳首は痺れたようにそそり立っていた。
 はじめに右側に立った黒田が、ロープから堂々と跳び出た豊乳の片方を把み上げてくる。
 まるで現金の把み取りをするような、欲望ムキ出しの把み方だ。
 同時に左側から、北野がもう一方のバストを握りしめてくる。
 汗で吸いつくようなふくらみを、下端の方からギュンとしぼり上げてきた。
 オオッ!―
 亜沙美は絶叫に近い声を放って、背中をのけ反らせていた。
 稲妻のような強烈な衝撃の前に、あやうく腰が抜けそうになっていた。
 ワンピースの上から、長々と宮沢にバストを蹂躙されたときからその予兆はあった。
 が、最初の緊張感のために、性感は凍りついていた。
 それが今は、バストを探んでくる男たちの愛撫が、ダイレクトに性感を刺戟して、官能を燃え上がらせてくるのだ。
 黒田も北野も一瞬、亜沙美の声に眼を見張っていた。
 望外のそれは反應ぶりだった。
 気品ある眉根にはわずかにシワが寄り、それが麗わしい横貌を一段と悩ましく染め上げていくのだった。
 脇に立った黒田は、その表情をすぐ間近で見つめながら、あらためて汚れた爪を豊乳の丸みの中へと喰い込ませてくるのだ。
 クウンッ―
 小犬の吠き声にも似た声を洩らすと、その瞬間亜沙美の緊縛された身体が、上体から腰、腰から太腿へと小波のように打ち慄えていく。
 それを見て、北野もバストの付根の方から掌全体でさすり上げるようにして握り返した。
 クウッ、ウウッ!―
 全身を襲う慄えとともに、亜沙美の眉合いに寄るシワもいっそう深くなっていった。
 それが苦痛のためではなく痛いほどの歓びと知って、二人の手には一段と力がこめられていった。
 むろん、遠慮など微塵もない。
 握力計で握力の検査でもしているように揉みかえした。 
 普通なら痛々しさが伴っても不思議ではなかった。
 第一、力委せの愛撫で、女は感じたりしない。
 が、九十一センチ、正真正銘Eカップのバストは二人がかりの玩弄にもまるで痛々しきを感じさせないのだった。
 男が手をいっぱいに廣げても、とても完全には包みきれないふくらみである。
 しかも、力強く揉めば揉むほど、豊乳全体を熱く張りつめさせ、尖端を硬く尖らせてくるのだ。
 当然、流れわたる快美感は鋭さを増していった。
 が、誰よりもこの反應ぶりに驚いているのは、亜沙美自身だった。
 たしかに大きいくせに、もともとが感じ易いバストだ。
 それでも、好きな男の愛撫を受けただけで声を上げたりはしない。
 充分自制できる程度の歓びだった。
 ましてや嫌いな相手に反應してしまうようなバストではないはずだった。
 が、上下八本のロープにギッチリと挟まれた二つのふくらみは、それ自体が官能の宝庫と化して揉まれるほどに歓喜のうずを引き起こしていくのだった。
 同時に亜沙美は、緊縛のロープの意味をまざまざと思い知っていた。
 女体にロープを喰い込ませるのは、単に手脚の自由を奪うためではない。 
 精神に抗うことの無力感、自分の置かれた立ち場を思い知らせ、惨めさを感じさせるためだけでもない。
 バストを揉まれれば快美感が走り、身体は自然とくねっていく。
 そのとき、柔肌にめり込んだロープは一段と深く喰い込み、快美感を身体の外に逃すことなく、そこから新たな快美のさざ波が反響して生まれ出てくるのだった。
 中でもハイレッグの白いTバックの上から、頂きの下端の中央を大胆に押し割って喰い込むロープの効力は絶大だった。
 バストをギュッと揉みまくられる度に、半レースのTバックの中心から、ツーンと鮮烈な快美の感覚が突き上げてくるのだ。